螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

オサレ値による格差を破壊したい

 おー、遠藤さんと尻尾さんも読んだようである。うれしき!!!! でまぁ、なんか本作に関しては何をしゃべろうとネタバレになるため、なんとも語りづらいのであるが、あのー、なんで俺が優勝者氏が一番好きなのかと言えば、「弱そうなやつが優勝した」からなんですよね。ここでいう「弱そう」とは、別に見た目がか弱いとかそういう意味ではない。オサレ値が低い、という意味である。特に読者の感情移入の対象になるキャラでもなく、特にぶっ飛んだ狂人というわけでもなく、プレイヤーの中では感性的には非常にまっとうな部類というか、ありていに言って「こいつが勝っても面白くなさそう」なのである。だが奴は優勝した。あのーアレだ、線の細い美少年と、ムキムキでトゲ付肩パッドを装着したハゲの大男が対峙しているところを想像していただきたい。これから両者は殺し合う。さて勝者はどっちか!? ってなったとき、まぁ確実に美少年が勝ちますわな。それがフィクションの摂理というやつである。だけど俺はそんな展開「カァーッ! ペッ!」する以外に何も感じなくなってしまった。もはや俺は巨漢が美少年をボコボコに殴り殺す情景でしか刺激を感じなくなっているのだ。

 

 時間切れ。

 

(「傲慢」な「マッチョ」である黒神烈火がアホほど強いのは、要するにそういう嗜好が根底にあるからである。霊燼もしかり)