螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

頑張ったがプレゼン力のねえ文章だな……

『最後まで殺し合うようです』ぜんぶ読んだ!!!!! 素晴らしかった。あのー、なんか最近の俺は暇さえあればなにかをくさしているような貧困な性根に毒されているので、試しに誉め言葉しか書かない感じにしてみよう。まず、本当に最後まで殺し合ったし、本当に一人しか生き残らなかった。あのーなんかなんやかんやあって、ヒロインだけが生き残り、しかしなんかウルトラCで実は主人公もルールの裏をかいて生きてましたー!! みたいな展開はない。ガチで最後の一人になるまで殺し合ってくれた。そして生き残った一人は、キッチリ十億円受け取って、その後背後から「君はもう用済みだよ」とかいって射殺されることもなく、意気揚々と自分の人生に立ち戻っていったのだ。まぁ、優勝者は、最初の段階ではそれほど強い印象を覚えるキャラではなかったのだが、終わってみればこいつが一番好きになっていたな。で、あのー、キャラがね、一人たりとも噛ませがいないのですね。全員が全員、自分が生き残るために最善以上のことをしたのだ。何も手加減はないしご都合主義もなかった。それから、デスゲームものの定番として、プレイヤーには全員爆発する首輪が付けられているわけであるが、本作は一定の条件を満たすことで、この首輪を外すことができる。そういうルールがあらかじめ定められているのだ。ところが外したら即ゲームクリアなどではなく、

 

 時間切れ。

 

(ゲームの時間制限まで生き残らなければクリアではないのである。バトロワでは禁止エリアが設定されており、その範囲は時間の経過とともに広くなってゆくが、プレイヤーが首輪を外す事態は想定されていない。対して本作は首輪を外すこと自体がゲームの展開の中に織り込まれており、つまりスタートから死ぬまでの間にでかい山場を必然的に設けることができるわけだ。これが興味深い)