どんどん誇りある戦いから離れていってるな……
第二の問題として、舞弥はんが魅了にかかったところで切嗣を裏切りそうにないという点である。ホクロにできるのは、女性に強烈な恋愛感情を抱かせるところまでであり、別に洗脳とかしているわけではないのだ。そして舞弥はんはなんというか切嗣のために命を使い捨てるつもりのお人であり、仮にディルムッドに懸想なんぞしたとしても、それが実際の行動に変化を起こすような人物にはちょっと思えない。ただ、これは特に根拠のない悲観的な考えである。ちゃんと裏切らせることもできるかもしれない。そのパターンが描かれなかったのだからどういう断言もできない。というかこのプランが通用しないとなると本当に切嗣に勝てる可能性が一切なくなるので、もうできる、ということにしておく!!!! で、魅了のホクロが効きそうな人物の二人目は、百の貌のハサンの女性個体である。いや、どうなの? サーヴァントにまで効くの!? と思ってしまうが、アサシンに抗魔力スキルはなく、生前優れた魔術師だったということもない。冷静に考えて、効かない理由がないのである。こやつを味方にできれば、今度は愉悦神父の暗殺が可能となる。さらにうまくすれば遠坂時臣まで殺れるかもしれない。
時間切れ。
(いやさすがにそれは高望みのしすぎか。遠坂邸にアサシンが入り込むなど不自然極まりない)