螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

もののついでに倒される対戦相手ェ……

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 八百長をなんでやんのかっつったらおめー、金のためでしょう。今回のおっちゃんの不祥事によって藤巻氏は恐らく少なくない金額の損害を被ったはずである。だが――おっちゃんに求めたのは眼球なのだ。普通は莫大な借金を背負わせて一生搾取するとか、あるいは後腐れなくバラして全身闇市に売り払うとか、そういう感じのケジメのつけかたになるところを、眼球である。おっちゃんにとって、あと一つしかない眼球は無論のこと命の次ぐらいに大事なものですよ。百億の借金と視覚喪失のどっちを選ぶかっつったら大抵の人は借金を選びますよ。そのうえおっちゃんは大舞台で大暴れするジョーを死ぬほどこの目で見たかったのだ。おっちゃんにとっての眼球の価値は天井知らずのものですよ。しかし、藤巻氏にしてみればそんなもん貰ったところで一円の利益にもならんじゃないですか。あくまで「目が超大事」というおっちゃんの価値観に寄り添ったケジメのつけかたを求めたわけですな。これがそのー、なんといいますか、やはりジョーとおっちゃんのことを単なる金ずるとしか見ていないのだったらこの対応はありえないのではないのかというね、

 

 時間切れ。

 

(こう、金ではなく誠意を求めている感が、なんといいますか、モグリ外科医のブラックジャック的なカッコよさと言いますか。情にほだされることは絶対にないが、しかしおっちゃんとジョーの熱き絆を決して嘲笑ったりしない感じがなんともいえず味わい深いのであった)