ミーメーシス、すなわち「模倣」
だがそんなウダウダ述べてきた論は全部欺瞞である。本当はわかっているのだ。俺が何も感じなくなっているせいなだけなのだと。作品が変わったんじゃない。俺が変わったんだ。作品のせいにするな。俺は本当のところは何を面白いと評しても何も感じていないのだ。本当か? いや、そうでもないわ。感じてはいるわ。しかしその感動が、何か述べなくてはどうしようもなくなり、なんか二次創作とかモリモリ書きたくなり、推しのグッズだかなんだかを買いあさりたくなるような、そんな強い気持ちをフィクションに抱いたことはない。そんなことを書くと、何? 現実大好き人間なの? 死ぬの? ってなるけど、現実にはもっと何も感じないからな。何も感じない人間である俺を、それでも多少は何か感じさせてくれるのがフィクションだというだけだ。だからあのー、軌跡シリーズは悪くない……とも言い切れないというか。俺は本シリーズに関して、他の人間の感想というものを一切読んでないので、昨日までウダウダ述べていたことがどこまで的を得ているのかがわからないのである。俺の批判は正当なのか、それとも俺が不感症のアホなだけなのか。俺の視点からは一切区別がつかない。あー、で、アンタゴニアス123話をアレする。「それ」が登場する。あのー、群体型と言いますか、
時間切れ。
(シロガネに登場した〈竜虫〉と同じく、無数の子機がさまざまな構造で合体して、いろんな形態になる感じのなんかだから。というか「それ」と絶罪支援機動ユニットは本質的には同じ存在なのである)