螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

真実って、いつも残酷ね

 無理。
 何がって。
 月の変わり目の更新が。
 代わりに短編でなんかアップできると思いますが……


 ひさびさに『虚相尖舞』のプロットを読み返してみたんですが、
 頭痛くなりました。
 えっ……これ……無理じゃねえ?


 これまで書いてて「もう半分越しただろ」と思っていたら、実は思いっきり前半だったっていうヒドいオチ。
 正直、衝撃でした。
 これで「三百枚くらいに収まるだろ」とか思ってた自分の見通しの甘さにビックリです。
 以下、晒しておきます。
 どうしてもネタバレがイヤだというかなり奇特な方のみ、曖昧な笑みを浮かべながらスルーしましょう。

 プロット


 起
 虚剣士ルキスが虚剣士キオルと戦っている。
 キオルはルキスの参謀であったが、裏切って敵対している。
 そこへ、キオルに忠誠を誓う虚剣士ディザルがやってくる。
 ディザルは最強の虚剣士である。
 キオルは去り、ディザルがルキスへ襲い掛かる。
 ルキスはディザルに殺される。


 ラーニ視点に変わる。
 ルキスが殺される様を目の当たりにしたラーニは恐怖のあまり逃げ出す。
 しかし港の桟橋で、虚剣士ゼノートの待ち伏せを受ける。
 あっさり敗北し、海に叩き落される。


 承
 流れ着いた島で、瀕死のラーニは青年シトに拾われ、介抱される。
 幾日か生活を共にするうちに、物静かで中性的なシトに対して「理想の母親」のイメージを重ね合わせるラーニ。ほどなくなつく。
 ほのぼのとした日々に、突然《ギセ・ムの右眼》から刺客・虚剣士ナシーヴが襲来する。
 シトが意外な凄腕ぶりを発揮し、雑魚虚剣士を一掃。ナシーヴと大バトル。しかし押され気味。ラーニは、シトと最初に出会った時、彼は剣を帯びていたことを思い出す。
 部屋の片隅にシトの剣を発見するも、シトの一撃を耐え切った雑魚虚剣士が立ちふさがる。
 恩人であるシトのために、彼女の精神的リミッターが解除され、六本指人としての意識のありようが始めて発現する。その拡張された認識力でもって雑魚虚剣士を突破し、シトに剣を投げ渡す。
 シトは剣を受け取るや、すさまじい強さでナシーヴを撃退する。
 しかし、ラーニはこのとき、シトの両親を殺したのは《ギセ・ムの右眼》であることを察していた。シトの仇になってしまうのが恐ろしくて、ラーニは自分の正体を隠し通すことを決める。
 しかしその事実は、のちのち大きなしこりとなってラーニの心を蝕むことになる。


 ところ変わってスサリエの豪邸。
 シトの家の位置が敵に知られてしまったので、二人はシトの恋人であるスサリエを頼ることにしたのだ。
 彼女は、一目でラーニを気に入り、二人を快く迎え入れる。
 しばらく、安穏とした日々が続く。
 ラーニは、シトやスサリエと組み手をしているときに、以前よりも格段に体が機敏になっていることを自覚する。世界が狭く感じられ、相手の次の動きがなんとなくわかるようになっているのだ。それは十二進法的世界認識によるものであった。ラーニはたった一回の実戦で、それに目覚めつつあった。
 ある日、シトに叩きのめされて地監府に捕縛されていた虚剣士たちが、全員姿を消したという知らせが入る。虚剣士に対して、あらゆる拘束は意味を成さないのだ。


 敵役のナシーヴ視点。
 ナシーヴ、ザムロ、スラファ、クロンルの四人が、ゼノートに呼び出されて集まる。
 ゼノートは、襲撃失敗の責でナシーヴを処刑しようとする。だがそこへディザルが現れて止める。ゼノートは仕方なく、本来の目的であるキオルからの命令伝達をする。
「ラーニさんの居場所が掴めましたので、あなたがた全員で殺して来てください」
 襲撃は数日後。
 シトへの雪辱を誓い、一人修行に励むナシーヴ。しかし神経網が手ひどく痛めつけられており、もはや戦えない体となっていた。そこへディザルが通りかかり、十二進法的世界認識による外科手術を彼に施す。ナシーヴはもちろん五本指の尋常な人間だが、ディザルの超認識の精髄を体に刻み込まれたことにより、不完全ながら高次の感覚に目覚める。
 格段に強くなる。


 スサリエ邸に最初に切り込むのは、ディザルの部隊であった。
 邸内を探すが、誰もいない。そのうちディザルは、十二進法的世界認識によってそこらじゅうに爆薬が仕掛けられていることを悟る。が、結局爆発した。
 スサリエ邸は灰燼に帰した。


 ラーニ視点に変わる。
 シト、スサリエ、ラーニの三人は街中を逃走している。
 しかし、そこでスラファとクロンルが待ち伏せをしていた。部下の雑魚虚剣士たちが足止めし、兄弟合同の必殺技(未定)で三人を狙う。
 また、虚相界を通じてザムロとナシーヴにもラーニの位置が伝えられた。その場に駆けつける両名。
 しかし、ディザルには知らされなかった。
 というのも、スラファとクロンルはゼノートと共に地監府から派遣されてきた者であり、「今ここでディザルを呼んでは、あまりに《ギセ・ムの右眼》側に有利になりすぎて、組織の頭数減らしができない」と判断したためだ。
 ラーニ対ザムロ、シト対ナシーヴ、スサエリ対スラファ&クロンルの戦いが始まる。
 シトは以前にも勝る大激戦の末にナシーヴを撃破。
 スサエリも苦戦しつつスラファ&クロンルを撃退。兄弟は撤退する。
 ラーニは、ザムロの実力を前に膠着状態。
 そこへ、ディザルが現れる。シトとスサエリは抜群のコンビネーションでディザルに挑むが、それでも押され気味。
 一方ラーニはザムロと虚剣術を交えるうちに、十二進法的世界認識がさらに発達してゆく。いつしかザムロと互角の闘いを演じられるようになる。少し余裕が出てきた彼女は、ザムロに自分の無実を訴えかける。最初は聞く耳を持たなかったザムロだが、ラーニの真摯で論理的な弁明に少しずつ説得されてゆき、ついには剣を収める。
 そしてラーニ、シト、スサエリ、ザムロの四人でディザルを追い詰めることに。
 しかし最強の虚剣士ディザルは、四人がかりの猛攻にも完璧に対応し、包囲網を突破する。
 去り際にディザルは、ラーニへ二振りの奇妙な手甲剣を投げてよこし、「塔にて待つ」と言った。


 転
 戦闘結果は散々なもので、シトとスサエリはラーニを庇って重症。さらに無関係の人間が何人も巻き込まれた。ラーニは罪悪感に苛まれる。そして恐怖も感じている。シトとスサエリは、ラーニが《ギセ・ムの右眼》頭領の娘であることを知らないから、ここまで自分を守ろうとしてくれているんだと思っている。
 自分は二人を騙している背信者なのだ、と。
 もし裏切りが発覚すれば、二人とも自分を許さないだろう、と。


 そしてザムロ視点に切り替わる。
 ザムロが一人でいるときに、ゼノートが襲来する。奮戦するが、敵わなかった。


 ザムロまでもが死んでしまったことを知ったとき、ラーニの罪悪感は弾ける。もう犠牲になるのは一人でいい。恐怖におののきつつも、単身塔の島へと向かうラーニ。
 塔の島は、《ギセ・ムの右眼》に征圧されていた。一連の黒幕であるキオルがラーニを出迎える。
 そして彼は話す。虚剣術の本当の起源を。塔の島が何のためにあるのかを。
 虚剣術を本当の意味で編み出したのは、人類が誕生する前に生きていた古代知的生命たちであった。彼らは指(に相当する器官)が左右六本あり、その指の数ゆえに十二進法による思考論理・世界観を発達させていた。十進法を用いる人類とは比較にならないほどの高度な算術を用い、彼らは物質世界そのものを表す数式の基本基盤――《世界式》を完成させたのである。ところが、理論上数式は完璧に正しいはずなのに、その計算結果と実際の世界のありようとにズレが生じてしまった。古代人たちは超優秀な頭脳をこね回してこの謎に挑み、ある仮説を打ち立てた。「実は、我々は世界の半分しか見ていなかったのではないだろうか」。物質世界と同じ座標にありながら、決して交わることのない、“裏側の世界”。そういうようなものを仮定して《世界式》に代入してみると、驚いたことに完全な解が算出されたのである。虚相界発見の瞬間であった。
 その後、物質界と虚相界にわかたれた世界相は不完全なものであるという観念が台頭し、二つの世界をひとつにまとめる研究が進められる。その副産物として“界面を渡る体術”が編み出され、その完成形として“世界の境界を曖昧にする施設”が建造される。前者は虚剣術となり、後者は塔となる。
 また、それとは異なるベクトルでの研究における成果として〈永相鋼〉が存在する。これは物質界と虚相界の両方に、同時に存在する物質であり、永遠不滅。
 塔の起動方法は、虚相界に入る動きをも含む舞踏を、塔最上部の広場で演じること。ふたりの人物による剣舞であり、両手に手甲剣を装備した六本指の人物である必要がある。というのも、古代においては剣戟とは単なる殺し合いの手段ではなく、舞踏であり、音楽であり、言語でもあった。発声言語では表現しきれない複雑な概念を、動作や剣撃に込めて放ち、相手に伝えるのだ。
「我が目的のためには、君にどうしても強くなってもらう必要があった。最後の仕上げだ――抜け。復讐の機会をやろう」
 戦闘開始。少し刃を合わせただけで、キオルの圧倒的な実力が伝わってくる。しかし、要所要所で彼は手心を加えていた。実力差ゆえにラーニは勝てないし、キオルもラーニを殺すつもりはないようだった。延々と剣舞は続いた。


 シトとスサリエは、ラーニが失踪していることに気づく。二人は即座に塔の島へと向かう。
 船の上で、ゼノート、スラファ、クロンルが襲撃してくる。戦闘開始。
 闘いの中で、スサリエはゼノートと会話する。二人は兄妹であった。
 ゼノートとスラファとクロンルは、地監府公安機関の検察吏であることが判明する。《ギセ・ムの右眼》に潜入した目的は、軍事均衡を決壊させる可能性を秘めた虚剣術を監視し、その流出を防ぐこと。虚剣士と刃を交えて生き残った者は、一定の確率で虚剣術に開眼することを彼らは知っていた。想定外に虚剣士が存在することは絶対に避けなければならなかった。それゆえに、野放図に虚剣士を増やし続けるルキスを討つことに手を貸し、野に下ったラーニの殺害を強硬に主張したのだ。


 ラーニの十二進法的世界認識は、とめどもなく発達し続けていた。もはやキオルと戦う前の自分が何人集まっても、今の自分一人に敵わないような気がしていた。しかしそれでもキオルの実力は凄まじく、いまだに傷ひとつ与えられていない。
 キオルは、闘いの中で語りかけてくる。
 自分の目的とは、つまるとこと学究的な好奇心であること。生来、病的なまでの学者肌であったキオルは、自らの姉ルキスが開眼した「虚剣術」という名の巨大な未知に魅了されていたのだ。そして独力で古代知性体の研究をつづけてゆくうちに、虚剣術が編み出された本当の目的を知る。物質界と虚相界、二つの世界を統合するためなのだ。
 この事実を知ったとき、キオルはほとんど狂喜していた。統合したらどうなるのか、知りたくて知りたくてたまらなくなっていた。
 さらに、永相鋼という金属の存在を知る。これは物質界と虚相界の両方に、同時に存在する物質であった。驚くべきことに、この物質はどちらか一方の世界で破壊されても、もう一方の世界の片割れが形態の鋳型となって再構築し、破壊自体をなかったことにしてしまう性質をもっていた。つまり、どんな手段を用いようが破壊できないのだ。
 この事実から、キオルは世界統合時に何が起きるのか、仮説を立てる。
「世界が一つになるということは、すべての物体が永相鋼と同じ存在になるということ」
 それは。つまり――?
 そんな折、ルキスに娘が生まれる。ラーニと名づけられたその赤子の手には、六本の指があったのだ。
 天に背中を後押しされている、とキオルは思った。そして決意する。この娘を鍛え上げ、最強の虚剣士ディザルと討ち合わせよう。そして塔を起動し、世界を統合し、その様を観察して記録しよう。それ以外に、この胸腔を灼くような好奇心を満たす方法はない。
 ルキスをディザルに殺させたのは、ディザルと敵対する強烈な動機をラーニに与えるためであった。
 ディザルがラーニによこした異形の手甲剣は、永相鋼の武具だ。ディザルのそれと雌雄一対であり、塔起動の鍵となる。


 ゼノート、スラファ、クロンルの三位一体攻撃に、シトとスサエリは倒れる。
 殺されかかるが、シトの両親を殺したのがゼノートであることが判明し、キレる。死んだはずの声帯を強引に震わせた恐ろしい声で口上を述べ、スラファとクロンルを瞬殺。そしてゼノートと激突。
 ゼノートの巨剣は、古代知性体が永相鋼を開発する中途段階で試作したプロトタイプであった。両方の世界に百パーセント存在しているわけではなく、物質界と虚相界の間で存在の比重を変化させながら形を成す物質なのだ。ゼノートはこの性質を巧みに利用し、剣の見かけの重さを自由に操っていたのだ。
 シトは、幾度も死にそうになりながらもゼノートに重傷を与え、船から叩き落す。スサエリが船上から止めを刺す。
 二人は塔の島に到着するが、スサエリはもはや動ける状態ではないので、シト一人で行くことに。


 ラーニの急激な成長が止まった。伸びしろの限界に達したのだ。
 予想以上に早すぎる到達に、キオルは愕然とする。
 今の彼女では、キオルに勝つことはもちろん、ディザルの本気を引き出すことすらできないだろう。すなわち、世界の統合は叶わない。
 まさかこんなことで野望が潰えるとは思ってもいなかったキオルは理不尽な怒りを覚え、不甲斐ないラーニを殺そうとする。
 そこへ、シトが乱入する。シトは、ラーニを抱えて遁走した。


 キオルから身を隠した二人。
 シトは、ある事実をラーニに伝える。
 シトの少年期。〈ギセ・ムの右眼〉に身を置いていた両親が、シトのために組織の金を着服し、その咎で一家全員処刑の憂き目に合ったこと。両親は速攻で殺され、シトも翌日に殺されるというところで、鉄格子ごしに幼少のラーニと知り合ったこと。
 絶望に潰れようとしていたシトの心を、そのとき交わした会話で、ラーニは救った。
 ただ言葉を交わすだけのことが、涙が出るほどうれしかった。
 さらに、ラーニのわがままでシトの処刑は中止され、しかし無罪放免というわけにもいかず、声を潰された。
『君が海岸で倒れているのを見つけたとき、すぐに思い出した。返しきれぬ恩義があった。だから思った。少しでも恩を返そう、と。そしてそれが、無駄ではないと信じて』
 シトがラーニに手を貸すのは、復讐のためではなく、恩返しのためだった。彼は最初からラーニの素性を知ったうえで、協力してくれていたのだ。杞憂が晴れ、本当の意味でわかりあう二人。
 だが、そこへ、キオルが虚相界からの斬撃を送り込んでくる。


 苦肉の策として、キオルは虚剣術の巧みな応用によってシトの大動脈を傷つけた。あまりにも滑らかな切断面ゆえにすぐには出血しないが、数十分後には破れてしまい、多大な内出血が発生、シトを死に至らしめるのだ。彼が助かる可能性はただひとつ。最上部で待つディザルとラーニが戦い、塔の機能を活性化、物質世界と虚相界を統合して全人類を永相鋼と同じ存在――すなわち不滅の存在とするしかない。ディザルの本気を出すには足りぬ実力差を、大切な人の命で埋めさせようという、キオルの策略であった。それは功を奏し、ラーニの攻撃は段違いに鋭くなる。そしてついにキオルの本気をもってしても避け切れるかどうか微妙なほどの攻撃が来る。避けようと全力を尽くせば五分五分の確率で避けられる攻撃だったが、キオルは回避行動を取らなかった。


 最上部に、ディザルが待ち受けていた。もはや言葉もなく撃剣を交わす二人。双方の獲物は永相鋼でできている。撃ち合うと、色鮮やかな閃光とともに玄妙な音が奏でられた。光彩や音色は、刃同士がぶつかる角度や力加減によって無限に変化し、いつしかひとつながりの楽曲となる。六本指の古代人は、戦いと舞踏を同一視していた。それゆえ彼らの遺した戦闘技は、極みに達した者同士が本気で戦った場合に限り、舞踏へと相を転ずるのだ。ディザルの凄まじい絶技が立て続けに炸裂する。
 だが、絶対にシトを助けると誓ったラーニは一歩も引かなかった。
 やがて塔の機能は覚醒を始める。世界は極彩の光に満たされる。統合が進む。


 シトの内傷が癒え始め、彼は意識を取り戻す。塔最上部へと急ぐ。


 半永相存在となったキオルは、物質界と虚相界の狭間で二人の戦いを見ている。
 これから起ころうとしているのは、二つの世界にまたがる現象だ。その全容を余すところなく観測するには、自ら先んじて世界の枠から離れた存在になる必要があった。
 ラーニの一撃を避けなかったのは、そのためである。


 塔のふもとで二人の帰りを待っているスサエリは、癒着してゆく世界に言葉を失っている。知らず、涙が出た。


 戦いの中で、ディザルのフードが外れる。現れたのはラーニとまったく同じ、鈍色の針金のような頭髪だった。ディザルはラーニの父親だったのだ。ディザルは言う。「お前の第六指を切り落としたのは、他でもない、俺だ」。唖然とするラーニに、ディザルの奥義がクリーンヒット。胸と腹を貫く。父と娘は間近で見詰め合う。
 ラーニはディザルの胸に顔をうずめる。そして息絶える。
 ディザルは無言で娘の遺体を横たえた。
 彼はしばしの黙考ののち、自らの胸と腹を切り開き始める。


 シトが駆けつけた時、最上部では傷一つなく五体満足のラーニと、空っぽの腹腔を晒すディザルが、並んで横たわっていた。
 シトがラーニを抱き上げると、ラーニは眼を覚ます。
 ディザルはすでに事切れていた。
 そのとき、塔最上部中央の床が盛り上がり、台座を形作った。塔は〈虚相尖舞〉奏者の意志を問うていた。世界を統合するか否かを。
 そして、ラーニは答えた。


 結
 世界は統合されることもなく、キオルは界面の彼方で消滅していた。
 ラーニとシトは、スサリエのもとへ戻ってくることができた。

 (頭を抱える)