そもアライメントとは何ぞや
そもそもシロガネ世界において魔法とは、神がある時点から後天的に世界に付与した存在である。神統器のある作用によって世界のアライメントが秩序や調和といったもの一色に染まり、やがて硬直化、ひいては壊死に至る未来を変えるために、適度に破壊と変容をもたらすために後付けで備え付けられたシステムである。当然、精霊さんもこの目的に沿うよう本能づけられているのではないか。術者の願いを叶えることに理由はない。それが世界の均衡を保つすべだからである。精霊さんの動機はそれで良いとして、魔法を行使し終わった後に精霊さんはどうなるのかという疑問が発生する。ううむ……何だろうか。森の中の環境で、不意に雷の精霊力がお役御免で解き放たれたとき、何が起こるのか? それとも、精霊さんは攻撃魔法を発現させた時点で存在意義を果たし終えており、消滅するのか? そのほうが後腐れがなくてよさそうだが、そうなると魔法とは自然界の活力を奪い取って破壊のために解き放ち、しかも後には何も残らないという代物になってしまう。後付けとはいえ世界を存続させるために組み込まれたシステムが、そのような欠陥を内包するのだろうか?
時間切れ。
(ところで今日の文字数を見てくれ。こいつをどう思う? 全然何にも思いつかなかった。というかその場の思い付きで戦闘を進めている時点で創作者失格である。だがプロットってそんな細かいことまで決めるのか? 戦闘の推移展開まで? そこまで決めるんだったらもう最初から本文書いたほうが早くね? などと思ってしまう。なんにせよこの戦闘はストーリー上もはや重要ではないのだ。なんか全力で戦ってるけどタイムリミットが来そうでヤバいということだけ伝えられればいいのである)