苦痛こそ我が力
でまー、とにかくこうなったわけだ。
右手に持ってるソフトクリームみたいな物体(「ウンコみたいな」という比喩を飲み込める程度には俺も大人になった……)はどうやら正三角錐の立体から炎が立ち上っている感じの代物のようです。
とりあえず紫っぽく塗るか……小物も塗って、影をつけて……
そしてッッ!!
ズギュゥゥゥゥゥゥン!!
ボッギャアアアアアアアッ!!
ボギィィィイイイイイイッ!!
ドッギャアアアアアアンッッ!!
オペ(だいたい)完了ッッ!!
って、カラーリングがカバライトウォリアーと一緒じゃねーか! アーコンなのにそれでいいのか!? ……とも思うのですが、俺のペイントテクニックは人間の一生で言うところの精子レベルなのでこれ以外の塗り方などできないのです。まぁ、初めて手掛けたアーミーならこんなものでしょう! 多分! 炎なんてどうやって塗ればいいんだ……
さーて、明後日の初陣に備えて今からルールを覚えるぞ! なんて計画的なんだ。天才すぎる。涙出てきた。
「素晴らしい。この実在感! 体から力が漲るようだ!(チラッチラッ)」
しきりにウィッチのほうを気にしながら歩くヴァトハールさん。
そこへ旗持ち担当のカバライトウォリアーが駆け寄ってきた。
「親分ー! ウチの陰謀団の紋章が決まりましたぜー!」
「……うむ、なんだろうな、デザインセンス云々はともかくとして、もうちょっと綺麗な線は引けなかったのか」
「いや、俺に言われても……」
本日の執筆記録:十六行。