螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

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ケイネス先生の聖杯戦争第二十二局面

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 本人の燃費の良さも相まって、ディルムッドは第四次中ぶっちぎりで長期戦闘能力に長けたサーヴァントに仕上がっていると考えられる。負傷による能力減衰は深刻だし、HPゲージも一割くらいしか残ってなさそうだが、少なくともスタミナの面ではまだまだやれるのだ。さて、ここでひとつ前提を話しておこう。イスカンダルはんは、当然ながら今まで聖杯を見たことも触ったこともなく、それが物理的にどの程度頑丈な代物なのかという知識はまったくないと思われる。この事実を踏まえたうえで、戦闘の筋書きを考えてみよう。令呪補正で圧倒的速度を得たイスカンダルはんは暴風のごとき剛剣でもって押しまくる。身体ダメージが深刻なディルムッドは防戦一方になってしまうだろう。イスカンダルはんの予測としては、五分という時間制限付きのこの有利をなくすために、当面は防戦に徹してくるだろうと思われた。その予測を裏付けるように、ディルムッドは攻勢に転じない。イスカンダルはん、ひときわ鋭く踏み込み、魔槍を打ち払う。血で滑ったか、握力がもうないのか、ディルムッドの手からゲイボウがもぎ取られ、宙で回転しはじめる。

 

 時間切れ。

 

(槍の滞空時間は一瞬だろうが、サーヴァントの戦闘においては無視できるほど短くはない)