螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

メンツも相当FGO

「よほど捻くれた人物でもない限り、あなたを愛さずにいることは不可能であろう。あなたがいたからこそ、御父君はシャロン殿下の自死を止められなかった自責に耐え、生きることができたのだと、小生は確信しておる。」

 総十郎は、森のように深い笑みとともに、リーネを胸に抱き寄せた。

「はわわっ」
「御父君にこうして抱きしめられたことは?」
「あ、あります……」
「抱き上げられたり、褒められたり、頭を撫でられたりしたことは?」
「あります……」
「では疑問を差し挟む余地などないな。リーネどのにもし子供ができ、愛してもいないのに百年以上愛しているふりをして接し続けるなどということが、あなたには可能であろうか?」
「む、無理、です」
「では、それが答えだ。あり得ぬよ、自らの娘に本音を語らぬなど。出奔したのは、よほどの事情があったのであろう。」

 優美な指先が動き、ぽむぽむとリーネの頭を撫でた。
 かつて、王国最強の勇者たる父にそうしてもらった記憶が否応もなく去来し、目尻に溜まった熱い雫が頬を伝った。

「あ……ぅあ……ソーチャン、どの……」
「苦しい気持ちを打ち明けてくれてありがとう、勇気ある人。」
「でも、でもわたし、ちちうえの跡目、ちゃんと継げてない……」
「どうしてそう思われる?」
「フィンどの……じゅみょう……ぐすっ……」
「ふむ……御父君の後進として、胸を張れる有様かと言えば、確かに否であるな。」

 びくりと、震える。

「しかしリーネどの、それはあなたが考えているのとは逆の意味で、だ。」
「ぎゃく……?」
「御父君はあなたを心から愛し、慈しんでおられた。これはもう確定事項である。であると同時に、シャロン殿下の自死を受け止められず、誇りを傷つけられたと感じ、卑近な弱さを抱えてもおられた。これもまた御父君を示す事実である。で、あるならば――」

 総十郎はリーネの両肩を掴み、真正面から見据えてきた。

「リーネどの。どちらも事実なのだ。御父君は卑近な弱さを抱きながら、それでもあなたが神統器(レガリア)を受け継ぐまでの間、立派に騎士の務めを果たし続け、一人娘をこんなにも真っすぐな心根に育て上げ、家門に伝わりし武芸を余さず継承させたのだ。己が弱さを、直視しながら。」

  やっぱここからどう考えてもバトルという流れではない。ではどうするのか。そもそもバトルを入れるという大目的をどうするのか。これが達成されないのだとしたら、こんな掌編を挿入する意味がなくなる。いいのか、これで。わからない。それにしてもなんだか総十郎とリーネでカップリングが成立しそうな流れになってしまったが、作者としてはこいつらにラブ的なものを噛ませるつもりは毛頭ない。リーネ氏的には、まぁそりゃあパーフェクトイケメンに親身に優しくされれば心拍数の一つも上がりはしますが、しかし彼女が総十郎に感じているのはどちらかと言えば父性であろう。というか、リーネに関しては作中の誰ともくっつけるつもりないからな俺。強いて言うなら読者の嫁じゃい!!!! で、あー、えー、書くことがなくなった。そうだ。ツイッターでオススメされた『終末のワルキューレ』を最新刊まで読んだ。面白い!!!! まぁなんか、調子こいてる人類を神々が「もう滅ぼしてよくね?」みたいな結論を下して、で、なんか昔、神VS人類の十三番勝負を行って人類存続を決めよう的な条項があったのを引っ張り出した親人類派の半神であるワルキューレ氏が、

 

 時間切れ。

 

(なんやかんや神々を煽り倒して十三番勝負を執り行う感じになった。で、英霊の座に登録されている「人類史上最強の十三人」が神の前に立ちはだかるわけであるが、いやFGOかよ!!!!!)