螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

そういや2までしかやってねえな……あと『落日の悲壮曲』か

 二人の男の背中を成すすべなく見送るしかない。トウマも、フィンも、アゴスの斬撃に対応できないのだ。総十郎、ギデオン、烈火とは、生きている時間が異なる。
 トウマは、唇を噛んだ。

「フィンくん」
「はい」
「悔しいね」
「……はいっ!」

 ●

 ヴォルダガッダ・ヴァズダガメスは満腔に満ちる万物万象への感謝と敬意を乗せて、鏖殺の刃を振るう。
 それだけが愛だったから。

『……アぁ……』

 巨塔のごとき腕を暴風のごとく旋回させ、まとわりついてくるちっぽけな人影を撃ち落とす。真竜(ドラゴン)ですら容易く両断する極限の斬撃を、今のヴォルダガッダは蠅を追い払うような気楽さで振るっている。
 そして――この蠅は死なない。

『……死ナないでくれテ……アりがトう……』
「殺す!!!!」

 〈終末の咆哮(ワールドイーター)〉の切っ先が幾度もその体を捉え、幾度も彼方まで打ち飛ばしているにも関わらず、両断も圧壊もせず、心折れることなく、雄叫びを上げながら吶喊してくる。

 困ったら視点変更。よくやる手口だ。そしてそれでだいたいうまくいってきた。しかし、その、なんだ、ヴォルさんさっきから芸もなくワールドイーター振り回すだけで、ラスボスとしてどうなのよ? もうちょっとこう、新たな攻撃パターンとかないの? 生前の拡大バージョンに終始してない? いや、まぁその、ここで総十郎、ギデオン、烈火、トウマ、フィンの五人はなんとか頑張って六振りのワールドイーターをすべて拘束し、アゴスの動きを止め、で総十郎がこうQTEめいたアクションとともにアゴスの本体からニョッキリ生えてきたヴォルさんのアバターとカラテするんだよ!!!! 新技披露はその機会だ!!!! いやしかし、そうはいってもアゴス形態のときも、もうひとつ、なんかほしいよね。なんか考えたい。そして話は変わるが、俺氏、なぜQTEがあそこまで蛇蝎のごとく嫌われるのか理解できないマンなので辛い。いや、ゆうてまともに触れたQTEって『ゴッドオブウォー』くらいのものですが。ええー、いいじゃんアレ。アクションゲームだと、プレイヤーに映画めいた外連味のあるアクションをさせられないので、それをやろうとするとただのムービーになってしまうので、超カッコイイムービーアクションをやりつつプレイヤーにも操作を強いて没入感を高めさせるというのは悪くないアイディアだと思うし、

 

 時間切れ。

 

(実際ゴッドオブウォーQTEに俺はまったく悪感情は抱いていない。大ボスへのとどめに使われるわけだが、その、ねえ? アクションゲームだと、プレイヤー裁量に何もかも任せると、小パンで止め刺しちゃうことってけっこうあるじゃないですか。そういう意味でもいいシステムだと思うんだがなぁ)