ビフロスト……一体どういう存在なんだ……
だから二人は、共に一歩を踏み出した。
一人では踏み出せないから。
二人で、その重荷を背負った。
それが悟りだったから。
フィンの肉体はこの瞬間、世界の理を外れ、小世界となった。
己のために生きるとも、ただひとり正義を貫く強さを持たぬとも、それでも。
誰かと寄り添えば、勇気は湧いてくるから。
つないだ掌の温かさだけが、優しき正義の種火となるのだと、フィンはもう知っていたから。
正義は容易く歪む。だがそれは、正義を放棄してよい理由にはならない。
正義は容易く暴走する。それでも、正義を放棄してよい理由にはならない。――ぼくの正義は、人の輪の中にあるから。
ゆえにこそ。
その言葉が口をついて出てきた。「――〈
ほんでな、フィン少年がここからいい感じのコマンドワードを詠唱して、黄金錬成し、一時的に天使化するわけなんだけどさ、あのー、錬金術関連でエメラルドタブレット以外になんかそれっぽい、荘厳っぽい文言のアテが全然ないのよね。というか資料として買った錬金術の本がマジで家のどこをひっくり返しても見つからないのでこれだから物理書籍は!!!!!! 憤慨である。マジ物理書籍とか客をナメてんの? なんで電子化しないの??? この不安定で移ろいゆく儚き肉の檻から解放され、なんかこう、いい感じに解脱しなさい。役目でしょ。これからの時代電子書籍にあらずんば書籍にあらずですよ。どうでもええわ!!!! 本格的な家探しは明日するわ!!!! ほんでな、『サイコパス』三期、第六話見たよ。ていうかまだ最後まで見てなかったのかよ!!!! その空白期間なんだよ!!!! いや……シロガネのブログ連載始めたらさ……なんかシロガネについて書かないといけないじゃないですか? なんかそういう雰囲気じゃないですか? で、俺はサイコパス三期に関しては感想書けない病への荒療治として、一話見るごとに感想書くルールを定めたじゃないですか?? したらお前、競合するじゃないですか???
時間切れ。
(すると、シロガネ終わってから見るかぁ、みたいな話になるじゃないですか??? そして感想を何も書いていない。なんかいろいろ爆発して、いろいろ死んで、いろいろ隠された犯罪が明らかになって、俺は登場人物の名前をすっかり忘れ、話にあまりついていけず、でも面白かった(こなみかん))