螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

小説を書かなくなって何日が過ぎたか。

 うー、うー、逆噴射のための資料本として『シチリア・マフィアの世界』を読んでいた。果たして本当に役に立つのかどうかはわからん。あとはマフィアものの良い感じの映画でも見るか。それぐらいか。そしてそれは本当に作品の面白さに寄与するのかという疑問が頭から離れない。無論、マフィア知識を積めば、リアリティは高くなるだろう。しかし、リアリティが面白さに寄与するためには、そもそもリアリティ自体は面白くないという現実を正しく認識しなければならない。リアリティの役割は、リアルでない事物に説得力を付与するというただそれだけの話なのである。「やべぇ、ここまで緻密にマフィアのことを調べている作者ならば、この荒唐無稽な展開も何か根拠のあることなのだろう」と読者を騙すための手段としてのみ、リアリティは追及されるべきである。それ自体を目的化した作品は絶対につまらない。しかし、世の犯罪組織はだいたい全部初志は立派というか、圧制者に立ち向かうべく団結した奴らの集まりとして始まったのが、いつのまにか普通の人間に嫌悪されるような犯罪を生業にする集団に変わってしまうのがなんとも物悲しい話ではある。こういう起源で、最後までヒーローらしくあれた組織って存在しないのだろうか。たぶんある、と思うのだが、

 

 時間切れ。

 

マルタ騎士団とか? いやそもそもこいつらをマフィアと同じ土俵で論じていいのかという話でもあるが)