螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

永劫の牢獄

 最後の純血晶を安パイの人に渡し、最後の神気スキル「神の奇跡」も取得した。いやー、よかったよかった、使ってみたらランダム要素が強いので戦術に組み込みにくいものの、文句なく強力な効果である。さーて、この新たな力を得て、これからどんな展開になるのか、と身構える絶無たち。しかし――何も起こらなかった。何も、起こらなかったのだ。以前まではそうではなかった。純血晶を渡すことがトリガーとなってイベントが発生し、ストーリーが進んでいったのだ。しかし、今、最後の純血晶を渡しても、絶無の前に新たな展開は現れなかった。残酷なまでに世界はいつも通りであった。呆然とする一同。おやおや? おかしいぞ? おかしいですぞよ? いつもならこのへんで次なる鬼畜ボスが現れて瞬殺されるところですぞ? おやおやおや? バグかな? いやいやいや、どういうことだよ。もうマジでなにもやることがないぞ。そんな、こんな宙ぶらりんの状態が絶無たちの戦いの終点だというのか。もう何一つとしてイベントも起こらない世界に囚われたまま永遠にトレハンをしろというのか。

 時間切れ。

(いやまさかそんなはずは……)