螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

まさかのエンディングなし

 え、終わり? マジで終わり? もうないの? なにも? 実際NPCたちはもう同じテンプレセリフしか喋ってくれないし、トロフィーもコンプしてしまったのだ。そして最後のトロフィーの文言には「これまでプレイしてくれてありがとう!」的なことまで書かれてやがる。え、マジで? 終わり? ウゾダ……ウゾダドンドコドーン!!! 余は信じぬ。信じたくない。こんなのってないよ……あんまりだよ……ひどすぎるよ……。永遠に変わらぬ光景を前に、絶無たちは途方に暮れている。倒すべき敵などすでにいない。すべて滅した。街の人々も同じことを壊れたレコードめいてしゃべるだけの存在となった。その寒気を催す穏やかな地獄の中で、いったい彼らはなにをよすがにこれから暮らしていけばよいのか。正直ゲームやっててここまで打ちのめされたことはない。妖星はどうしたんだよ!!!! あいつとの因縁は!!! あ! わかったぞ!! これは夢なんだ!!! アハハ、今頃現実では完全復活を果たした妖星ルキフェルとの決戦に絶無たちは挑んでいるんだ。はっはっは、まったく俺ってば寝坊助さんだなァ!! さーて早く目を覚まさないと!!!!!

 時間切れ。

(彼はそう繰り返しながら、いつまでも笑っていた)