ケイネス先生の聖杯戦争第十二局面
言うまでもないことだが、バーサーカー陣営は継戦能力に多大な不安を抱えている。同盟相手としてこれは危なっかしい。途中で勝手に倒れられては困るのである。そこで原作ではソラウとの間に施術された特殊変則契約ですよ。これを雁夜おじさんと臓硯の間に結ぶのである。天才ケイネス先生のみが扱えるこの術式は、本来燃費の悪いサーヴァントを使役する際に真価を発揮する代物だ。魔力タンクとして臓硯はうってつけであろう。下手しなくても死に至りかねない魔力消費はすべて臓硯に負わせるものとする。そんでまぁ、本稿でのケイネス先生は、衛宮切嗣とかいう凶悪なテロリストにホテルごと爆破されるなどという憂き目には遭っていない。つまり時計塔から持ち込んできた礼装の数々はすべて健在である。その中になんかあんだろ、魔術師を拘束する感じのマジックアイテムとか。それで完全に臓硯を無力化。みじめな姿になった臓硯を見て「ざまあwwwざまあwww」と大喜びな雁夜おじさんと、それをぼんやり見ている桜を尻目に、ケイネス先生は次なる一手を考える。
時間切れ。
(次回、いよいよライダーとアーチャー攻略に向けて動き出す。クライマックスは、近い)