螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

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ケイネス先生の聖杯戦争第五十一局面

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 となれば、後は聖杯の泥でできた大穴に、衛宮切嗣の持ち込んできた爆薬をランスロットが宝具化してポイポイ投げ込み、地下鍾乳洞の崩落を期待するのが最上であろう。「念のために璃正氏から令呪を受け取りたまえ。大聖杯を破壊する以上、もはや無用の代物だ。ここで使い切ってしまおう」「となると雁夜に連絡を取らねばな」特殊変則契約によって魔力の負担がなくなり、すでに令呪も持っていない雁夜おじさんは、事実上ランスロットのマスターではなくなった――わけではない。ランスロットに対して有効な令呪は、あくまで雁夜おじさんに宿ったものだけなのだ(もしそうではないのだとしたら、敵のサーヴァントに自害を命じる戦法がまかり通ってしまう)。よってここに時臣と雁夜おじさんの再会が実現してしまうことになるわけだが――あぁ、こじれるぞこれは。原作で大海魔を尻目にこの二人がした会話がそのまま再現されるとして――ひとつの疑問がある。時臣は桜が間桐家でどんな扱いを受けているか知っていたのだろうか? 俺は知っていたと考えている。というか知らなかったのだとしたらあまりに時臣が間抜けすぎる。数百年来の付き合いがある間桐家がどのような行動原理を持ち、どのような魔術を収め、どのような修行を課すのか、何の知識もないわけがない。知っててなお養子に送り出したのだ。「それでも、魔術協会でホルマリン漬けにされるよりはマシだ。稀有な資質に引き寄せられた魑魅に取り殺されるよりはマシだ。だいぶだいぶマシだ」とかなんとかノブノブみたいなことを考えていたに違いない。「だいたい、根源を目指すうえで処女かどうかなんてどうでも良くね? 関係なくね? 君のその処女厨的思考にはいささか困惑を覚えるよ雁夜くん」「殺してやるッ!!!!」ってなるよ間違いなく。んなことやってる場合じゃねーだろおめーら!!