螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

俺は『納得』したいだけだッ! 『納得』はすべてに優先するぜッ!

 まぁ簡単な話だ。第二の裏切り者の変節には納得のいく理由が提示されていたが、第一の裏切り者にはそういうのが一切なかった。お前安全な場所でさも仕事してますゥー、みたいな顔をしながら何の意味もないことしてただけだよね!? それで最期にカミングアウトするほど追いつめられるというのが、なんとも納得できなかったのだ。裏切った理由には納得できるが、裏切りをカミングアウトしてフォローもせずにくたばった理由は納得できない。いや、作劇上の効果として、このカミングアウトは衝撃的なものであり、求心力を高める意味がちゃんとあったのは確かである。だがそれは作り手の次元での「意味」であって、第一の裏切り者の主観における「意味」などではない。なぜ奴は無意味で娘を苦しめるだけのカミングアウトをしたのか。まぁそりゃぁ、いろいろあったのだろう。賽の河原の言いますか。穴掘って埋めるだけのことを永遠に繰り返す刑罰とか相当キツイらしいし、長年無意味なことを続けてきて、さも自分は仕事進めてますゥー、みたいな顔をするのは確かに辛いものだろう。だがカミングアウトしたからっつってそれが楽になるわけでもなく、行った結果の悪影響を想像できないとも思えず、お前の行動原理がわからん、と。

 

 時間切れ。

 

(本人からのカミングアウトではなく、娘がその天才的頭脳でさまざまな証拠から裏切者がどういうつもりだったのかに気づく、という流れなら納得できた)