螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

舞台の雰囲気がめっちゃいい

「――天使受肉(エヴェスティシア)」

 人間を優に覆う大きさの、純白の薔薇が出現していた。
 開花する。純白の花弁が舞い散る。それは無数の白い羽根であった。螺旋に窄まっていた蕾が一斉に開き、その中心に人物が佇む。
 白金(プラチナ)の髪が長く垂れ下がり、前髪の狭間から無垢な瞳が覗いている。その顔は、フィンが数年成長すればおよそこのような顔つきになるであろう造形。

「フィン……くん……?」

 その手を握ったままのトウマは、一瞬にして自分と並ぶ背丈となった少年を、目を丸くして見つめていた。
 純白の修道衣を纏い、温かな光輪(ヘイロー)を頭上に頂く、有翼の少年。七つの翼が風車のごとく放射状に伸びていた。
 フィンは、だからにっこりと笑った。

「フィン・インぺトゥスでありますっ!」
「よかった。お前は誰だ? なんて言われたらどうしようかと思ったよ」

 初めて対等な目線で、笑顔を交わす。
 そして――二人の少年は、致命の赤光が無数に交錯するキルゾーンへと。
 踏み、入る。
 瞬間。
 フィンには見えた。天使の視覚が、その軌跡を捉えた。

 あああーーーーだめだーーーーーー錬金術の本がみつからねえーーーーーー。あの本には、天使の生理機能とかがいい感じに記述されていて、はえ^~ってなったものであるが、全然見つからない。どうしよう。どうすれば。それはそうと『天冥の標』を読み始める。これは、なんか、あの、SFの、なんかすごい賞とか取った感じの、取った感じ系男子の、なんかいい感じなSFであり、内容を聞いた感じでも面白そうだったので買った。なんか、遠くの惑星への移民船が、たどり着いてさっそく植民しようとしたら、なんやかんや機材のトラブルがあって、それをなんとかするために機械への命令権を一本化した結果、ただひとりに植民船の発電施設の運用権限が渡される羽目になり、まぁ植民自体は成功したのだが、さまざまな電子データが失われ、文明が後退し、臨時で動力源へのアクセス権限を得た野郎が「エネルギー回してやらんぞ~」とか言いだして独裁者となった惑星が舞台だ。なんか、ホットなベイブがちらほらと出てくるのが大変によいですね!!!!!! 感想終わり。いや、ゆうてまだ一巻も読み終わってないからない。確か十巻以上あったよなこれ。まぁここまでの記述ではディストピアにしか思えないだろうが、

 

 時間切れ。

 

(実際には人々はそこそこ平穏に暮らしてるし、自然豊かで風光明媚な惑星なのだ。しかしそれはそれとして、持続性のない、民を疲弊させるだけの政策ばかり出す独裁者に対する危機感は非常に強い。果たしてどうなるか。独裁者は実際のところ何を狙っているのか。備えよう)