螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

そして明日からもうアンタゴニアス更新日だ……(絶望)

 瞬間、総十郎の体は光に変換された。光速の斬撃が魔導大剣に直撃し、無限に増大した刃先の質量が瞬間的に烈火の一撃にも伍する破壊力を生んだ。
 萃星気とは、主に光を媒介する絶対静止粒子である。産業革命によって世界に萃星気が満ちた瞬間、相対性理論は力を失った。
 そして今、

 例えば、能力の使用中に、二重に能力を発動できると考えてはどうだろうか。えー、つまり、ジアドはたぶん今20歳くらいで、で、親父を惨殺して黒炎の罪業場を得たのが、まぁ五年前くらいだとしよう。で、黒炎の罪業場を獲得した直後に能力を発動。以降、五年間、ジアドは世界から消滅する。そして五年が経過し、ジアドくぅんは正常な時間軸に帰還し、そのさまを誰かに観測してもらう。この正常ジアドをジアドAと呼称する。一方、切除された五年間のジアドが、それよりちょっと未来の時点に張り付けられて現出する。これをジアドBとする。ジアドBはゲイボルグ理論により絶対無敵であるが、こいつがさらに能力を発動したと考えてみてはどうだろう。結果、Bはこの世から一時的に消滅し、CだかDだかEだかが現れるわけであるが、問題なのがアンタゴニアス読者が今まで認識してきた「正しい時間軸のジアド」が、実はAではなくBだったのではないか、という仮説である。Aは、なんかどっかに隠れているのだ。劇中で活躍してたのはBであり、Aはまだ一度も登場してないのである。

 

 時間切れ。

 

(こう考えれば、ジアドくぅんは完全なる無敵の存在となる。だが――そのような存在とどう戦えばよいのだろうか。時空間そのものを食いつぶす〈空虚論考〉ならば、ジアドくぅんを殺せるのだろうか。わからん。まったくわからん)