螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

「貴様に絶望した瑞麗が、この俺を狂わせた」

 やべーなに書こう。えーあー、今日も今日とて『オレインシュピーゲル』を探して蔵書院の探索を進めていたのだが、不意に『鬼哭街』を発掘して手が止まる。まぁ読みますよ。うわぁ、やべえなぁ。もっとテキトーに小説書かないといけないことは頭ではわかっているのだが、こうして超傑作を読んでしまうと容易くその決意が鈍ってくるのであった。いやぁ、やべえなぁオイ。なんというリアリティと外連味か。サイバーな香港世界をここまで作り込んでいれば、生身の人間が機関銃弾を全部切り捨てたり戦車の前面装甲を一刀両断したりしても許されるのだ。しかし勘違いしてはならないのが、リアリティとは手段に過ぎないということである。それが目的化した作品はだいたいつまらない。で、あー、『1984年』を購入する。なんかすごいディストピアを描いた作品である。人間の思考や記憶そのものを包括的に奪う悪魔的支配体制……! そして「憎悪週間」だの「二分間憎悪」だのいうパワーワードに腹筋が責めさいなまれる。す

 時間切れ。

(そして金庸作品が気になり始めるのであった)