螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

難しいでゲス

 『視界良好 先天性全盲の私が生活している世界』を読了する。まず、「あくまでこの人の場合は」という但し書きがつくものの、絵を描くという行いが非常に苦手であるというのが印象的であった。つまり、生まれつき目の見えない人間は、物体の細かな形や質感を触覚で把握することになり、三次元的に理解できる。ところが、その三次元的理解を二次元の紙に落とし込む際に、何らかのエラーが発生するようなのだ。基本的に絵とは、ある角度から見た物体の一側面のみを描くものであるが、生まれつき目の見えない人は「ある角度から見えない部分は絵に描かない」ということを最初は理解できず、理解したときには大層な衝撃を受けるそうな。めちゃくちゃおもろいなその話。なんか、紙から切り出す前のペーパークラフトのような感じで三次元物体を認識しているのだろうか。一方で、文字は大きな問題なく書くことができるようである。つまり、二次元→二次元のコンバートは特に問題ないと言うことだろう。さてこの情報を螺導のなんかに生かせるであろうか。……どうなんだ? つまり螺導は、物体を二次元展開図のように捉えているということなのだろうか? それが戦いにどう影響する?

 

 時間切れ。

 

(しかしそれは、表面のディテールしか認識できないと言うことである。戦いに有利になるとは思えない。もちろんそれは触覚のみの認識の話であり、実際には耳と鼻も動員されるわけであるが……)

気がするだけだ!!!!!!!

 『「感情」から書く脚本術』、読了する。あのー、なんだ、「読者に積極的に物語に参加させる」ということの重要性について語られていた。つまり、「2+3=5」という式があったとして、もちろんこれは非常にわかりやすく、誤解の余地など微塵もない表現であるが、しかしこの式を見た人間は「うん、正しいね」ぐらいしか思うところはないのである。これがダメな脚本。一方で「2+X=5」という式が出された場合、読んだ人間はほんの一瞬とはいえ思考する。積極的にXに入る数字を究明しようとする。この積極性こそが重要なのだと。ゆえにわかりやすく記述するだけではダメなのだと。なるほどなぁ……と納得する反面、俺は「2+X=5」を見たら、「はぁ、2+X=5ですなぁ」とアホ面を晒して見ているだけの人間なんですよ。書かれていることしか理解しない。言外に仄めかされることを読解する能力がマジでクソ雑魚すぎる。それゆえに式の複雑さ、精緻さ、美しさで勝負しようとしてきたわけであるが、これは世間のニーズとずれているのかも知れない。俺にとって物語とは参加するものではなく傍観するものであった。だがこれは理を外しているのかもしれない。

 

 時間切れ。

 

(何か重要な気付きを得ようとしているような気がする)

じゃあ例えばダイにしか砕けない存在にしたとして、それで面白くなるかと言われると・・・

 あー、『ダイの大冒険』、ノヴァがイキり散らして返り討ちに合うの巻。あのー、いいところのないかませ犬のノヴァ氏であるが、地味にのちの展開において「闘気の宿る剣はオリハルコンを破壊できる」という実例の最初の一回であり、同時に超魔ハドラーの最後の奥義の伏線としても機能しているという、地味に重要なポジションだったりする。なんだかんだ言ってオリハルコンを斬れるというのは勇者を名乗ってもおかしくない偉業ではあると思うんですよね。っていうかね、あのー、正直言っていいですか、『ダイの大冒険』、終盤にオリハルコン砕けすぎやろ!!!! っていうのが正直あるんですよね。もうなんていうか砕けすぎてて「オリハルコンが登場する=砕ける前振り」みたいな公式が出来ちゃってるもん。砕けないオリハルコンとか登場しなかったんじゃねえかなと思う。最強の武具素材だというのになんという体たらくか。あまりにも砕けすぎて人体の方が強靭なような錯覚すらしてしまうのである。その罪深き最初の一例がノヴァ氏であり、「ノヴァにできるんだったら他の奴らは余裕で砕けるよね」みたいな方向でインフレが進んでしまったのが最大の原因か。砕けるなとは言わんがさすがに砕けすぎである。

 

 時間切れ。

 

(いやまぁ、これは総オリハルコン製の親衛騎団が登場してしまった時点で避けられなし流れではあったかもしれんが)

あとは『くらいところで待ち合わせ』か

 まぁそんなことはどうでもいいんですよ。俺が本当にやるべきことはなんだよ。アギュギテムだよ。だから今日も書くんだけど、あのー、正直矛盾に気づいたよ。ジジイが「やつがれ、生まれた時から目が見えないんで、光とか色彩とか形とかわかりませーん」みたいなこと一回戦第三典礼でゆってたけど、奴は深淵接続者なんだから、他の人間に視界ジャックできるわけで、何が「光とは何なのかわかりませぬ」だよ、フカシこいてんじゃねーよ、という感じであるが、いやしかし、先天的全盲の人物がどのような世界観のもとで生きているのか、詳細に論じている本とかねえかなぁ。あと深淵接続の方式は個人によって違うので、狼淵は視界ジャックめいた感じになったけど、ジジイはもっとなんかこう、形而上的な? ハッキングになるのであろうか。それはどんな感じのハッキングなんだ。感覚器官ではなく、心因的なよしなしごとを直接感受する感じのなんかであろうか。それできちんと外界を認識し、剣鬼としての腕を振るえるのだろうか? ちょっと調べて見たら、全盲者は大気との触覚によって、けっこう鮮明に外界を認識しているようである。ジジイは霊燼よりも感覚が優れており、素で反響定位めいたことをやっているのであろうか。

 

 時間切れ。

 

(『マーダー・アイアン 絶対鋼鉄』で、先天的全盲者が手術によって視覚を得たけど、視覚が根本的にキモすぎてすぐに自分の眼を潰してしまったというエピソードがあったが、あれは参考にすべきだろう)

買うかー

 第七局面をアレする。あのー、魔術師と騎士としての音楽性の違いというものを描いて、のちのちの主従の思想的な対立と止揚の前振りとしつつ、魅了のホクロの効果を発揮して、なんかカワイイシーンを描きつつラノベ主人公的目立ちたくないムーブをさせて終了とする。最短で次回には冬木入りするとか書いたが、無理かもしれない。いつものことだ。予定は常に遅れる。準備フェイズであと何をやるべきかと言えば、一番重要な諜報戦であろう。なんかこう、この時点で敵陣営の間諜をホクロで篭絡するぐらいのなんかをすべきなのであろうか。いや、ホクロの戦略利用は、舞弥氏とアサシン氏だけにすべきだろう。乱用するとインパクトが薄れる。そうなると、やっぱもう冬木入りすべきか。さっさとスピーディに展開を進めることとて必要である。しかし〈時計塔〉の地下には、霊墓アルビオンなるダンジョンが広がっているらしい。そこへランサー陣営の主従が潜ってハック&スラッシュして、戦利品を利用する、みたいな展開も考えたが、そもそも俺は公式で描かれるアルビオンをまだ摂取していないので、というか何を摂取すればその描写に触れられるのかもわからないので、無謀なことはやめておこう。

 

 時間切れ。

 

(今調べたら『ロード・エルメロイ二世の事件簿』で読めるようだ。一巻は確か読んだんだったな)

サーヴァントを表に出した、ということに意図があるとしたら?

 『ケイネス先生の聖杯戦争』第七局面をアレする。あのー、なんだ、正直に言おう、ディルムッドが教室で真面目に授業受けてるという絵面が面白いからやっただけで、これ別に必要なシーンじゃないよね!? お前、先生もさ、聖杯戦争を控えてる身なんだからお前、日常の業務とかはお休みしていいだろ!! なにやってんの!! だが……やりたかったんだ……。俺はシロガネでも似たような理由でさして必要でもないシーンをやって、結果五十六万字とかいう気の狂った文字数になったというのに……お前……。まぁ過ぎたことはいい。それよりも今回の反省点としては、時計塔の生徒たちがもう完全にモブというか、「存在感のない、体重も体臭もない背景」になってしまっているという点である。人間の集まりであるという質感がない。あとディルムッドも、もう少しオモシロ反応をする余地はあったんじゃないのか? 一般の魔術師に混じって勉強するとかいう極上のフリに対して、返すボケがあり来たり過ぎる。まぁしかしこの調子で行くと、聖杯戦争までにいったいどれほどかかるのであろうか。まぁ最短で、次の次の回で冬木入りしそうではあるが。その前に、マスター間の事前謀略戦において優位に立っておくような描写も入れたい気がするが。

 

 時間切れ。

 

(時臣も切嗣も、敵マスターの素性を事前に間諜を用いてきっちり調べていた。ケイネス先生がそれをしないはずがなかろう)

やりたいことを時系列順にまとめる必要がある

 あぁ、『Fate/Zero』第一巻を再読完了する。そして『ケイネス先生の聖杯戦争』において、ちょっとしたアイディアというか、変更案を思いつく。少なくとも初戦において、六騎ものサーヴァントが同一の戦場にひしめくという異常事態に陥っていたわけであるが、もちろんこれは原作の展開をなぞった感じのやつであるが、恐らく『ケイネス先生の聖杯戦争』におけるケイネス先生は、ランサーをうろつかせて挑戦者を待つような方策は取らないような気がするのだ。そして、聖杯戦争ではサーヴァントの戦闘能力よりも情報戦の方が重要度が高いという力学を描いていきたい気持ちがあるので、使い魔の運用において、何か斬新な工夫を凝らし、結果としてキャスターの根城を早期に発見するというような展開を考えている。ただ、どうであろうか? キャスターを本領発揮させないうちに退場させるのは? それと、切嗣と愉悦神父にも原作になかった見せ場とか用意したくない? みたいな欲望が出てきたので、前半の展開はブログ連載バージョンとかなり変わるような気がする。キャスターの大海魔に対してランサーは本当に無力なのかという点について、俺は最近ではいささか異なる見解を有するようになってきたのだ。

 

 時間切れ。

 

(まず大海魔は不定形のスライムめいた存在ではなく、れっきとした身体構造を有する生命だという点を認識しなくてはならない)