螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

難しいでゲス

 『視界良好 先天性全盲の私が生活している世界』を読了する。まず、「あくまでこの人の場合は」という但し書きがつくものの、絵を描くという行いが非常に苦手であるというのが印象的であった。つまり、生まれつき目の見えない人間は、物体の細かな形や質感を触覚で把握することになり、三次元的に理解できる。ところが、その三次元的理解を二次元の紙に落とし込む際に、何らかのエラーが発生するようなのだ。基本的に絵とは、ある角度から見た物体の一側面のみを描くものであるが、生まれつき目の見えない人は「ある角度から見えない部分は絵に描かない」ということを最初は理解できず、理解したときには大層な衝撃を受けるそうな。めちゃくちゃおもろいなその話。なんか、紙から切り出す前のペーパークラフトのような感じで三次元物体を認識しているのだろうか。一方で、文字は大きな問題なく書くことができるようである。つまり、二次元→二次元のコンバートは特に問題ないと言うことだろう。さてこの情報を螺導のなんかに生かせるであろうか。……どうなんだ? つまり螺導は、物体を二次元展開図のように捉えているということなのだろうか? それが戦いにどう影響する?

 

 時間切れ。

 

(しかしそれは、表面のディテールしか認識できないと言うことである。戦いに有利になるとは思えない。もちろんそれは触覚のみの認識の話であり、実際には耳と鼻も動員されるわけであるが……)