ケイネス先生の聖杯戦争第八局面
でまー、ようやくセイバー脱落まで漕ぎつける。あとはまぁなんか適当に周囲を警戒しつつバーサーカーのマスターとコンタクトを取り、その夜はお開きであろう。さて、以前俺はバーサーカー陣営を「さんざん利用しまくる相手」と書いたが、そんな必要はないことに気付く。ケイネス先生と雁夜おじさんは、まったく、何一つ利害が対立していないのだ。雁夜おじさんの目的は聖杯ではない。間桐臓硯の手から桜を救出することである。聖杯自体はどうでもいいのだ。であるならば、セルフギアススクロールを活用して、「前提:間桐雁夜がケイネス・エルメロイ・アーチボルトの聖杯獲得に全面的に協力する」が満たされたときに「ケイネスは間桐桜を救出する」が発動する感じで契約を結べばよい。ケイネス先生にとっては完全なる味方ができるし、雁夜おじさんにしてみても桜を助けられるうえに憎き臓硯の目論見もくじけるこの提案は魅力的なはずである。ここに強固な同盟が誕生する。否、一心同体の相棒である。
時間切れ。
(日本人のエコノミックアニマルぶりを毛嫌いしているケイネス先生が、果たしてそんな契約を持ちかけるのかという問題はあるが、もはや本稿においてケイネス先生は俺の操り人形とする。アーチボルト家の誇りがどうとかピントのずれたことをほざいているうちはこの戦いには勝てん)