螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

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ケイネス先生の聖杯戦争第三十六局面

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 そもそもアーチャー陣営に対してマスター殺しはあまり意味がない。ギルガメッシュは高いランクの単独行動スキルを有しており、時臣を殺せたとしてもかなりの長期間、現界が可能である。高い確率で新たなマスターを得てしまう。あくまでサーヴァントを供物として聖杯にくべることが目的の聖杯戦争において、撃破するうまみが最も少ないマスターが時臣である。だが――まぁ、とにかくこうして待ち伏せていた以上、やることは一つである。時臣は徐に車から降り、自らの礼装たるステッキを優雅に振るった。一方ケイネス先生は蠢く水銀の塊を自身の周囲に展開する。月霊髄液である。以前、自分自身でサーヴァントの現界負担を負っている先生は月霊髄液を使えないのではないかと俺は書いたが、しかし考えてみればディルムッドよりも燃費の重いセイバーが戦闘に入っている真っ最中に切嗣は固有時制御などの強力な魔術を

 

 時間切れ。

 

(問題なく行使していた。しかも切嗣の魔術師としての格は平凡なものである。これを鑑みるに、自力でサーヴァントを現界させているからといって月霊髄液が使えないとするのはいささかケイネス先生に厳しい判定だったと思う。たぶん、行使可能時間に制限が加わる程度ではなかろうか)