何も殺さず、生きられない
そして最大の問題は、仁ニキのアマゾン殲滅への執念が、いったいなぜ発生したのか、その動機がついに最後まで語られずじまいだったことである。アマゾンを作ったのは仁ニキである。当然、作った当時はアマゾン絶対殺すマンではなかったはずだ。もしそうなら、たとえ「作らないと殺す」と脅されようが絶対に作ったりはしなかったであろう。ゆえに、仁ニキがアマゾン絶対殺すマンになったのはその後のどこかで、何かのきっかけがあり、考えが変わったと考えるよりほかにないのである。だが――描かれなかった。一切、わからなかったのだ。「アマゾンがこんな危険な存在だとは知らなかった」――という程度の動機ではとうてい説明のつかない、狂気のレベルに達した妄念。いったい何があったんだ。どうしてそこまで。それは俺が『アマゾンズ』を追いかける大きな動機の一つだったというのに……。まぁ、視て良かったし、面白かったし、満足したのだが、しかしこれがアマゾンズの最終章なのだと言われると「えぇ……」ってなる。そんな感じであった。「最後ノ審判」などというサブタイトルからは想像もできないほど話のスケールが小さいし、ぶっちゃけいくらでも続編は作れそうな内容なのだ。
時間切れ。
(エンディングテーマ『EAT, KILL ALL(イキロ)』がなんかもうすべてを表している。これほど一言で作品テーマを現し尽くした曲名が他にあるだろうか)