他の作品も読もう
『異修羅』が面白い。うおおお、かなりひさびさにアマチュアの中で本当に心の底から尊敬できる作品と出会えた気がする。巧い。圧倒的に巧い。ようやく真の剣に出会い申した。無頼の月日、今は悔ゆるのみ……。こう世界最強の十六人が参加するトーナメント大会なわけであるが、え? まぁそんなことは別にどうでもいい。こう、アギュギテムとの最も大きな違いとして、大会前に十六人の参加者のPV章のようなものがあるのだが、その一人一人の紹介の中でさりげなく設定が説明され、さりげなく物語が進んでゆくのが実に巧みである。あとハーレム要素がないのも最高ですね!! もはやハーレムさえないならなんでもいいまである。なんだ、こう、描かれる世界にわくわくできるというのがファンタジー小説の最大の責務なのだが、本作はそれを実によく体現していると思う。ううむ、しかし全員の顔出し章まで読み終わったが、誰が勝つか。そして誰が勇者なのか。個人的な推しメンは音斬りのシャルク氏であるが、誰が勝つか、ということになると、恐らく単純に強い系の奴ではないのだろうと思う。つまり、素のスペックで無敵っぽいやつが勝っても面白くないのである。よって
時間切れ。
(冬のルクノカ氏や窮知の箱のメステルエクシル氏はたぶん噛ませ(暴言))