螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

復讐は愛よりも甘美なり

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 俺はモッグ氏への復讐を誓った。何度も殺されて煽られた上に、お気に入りのクラコルン氏まで殺されたとあっては看過できぬ。これを許すことは男ではなくなるということである。そして、ただ殺すだけではもはや飽き足らぬ。最高に屈辱に満ちた死を与えなくてはならぬ。しかしどうすべきか。このゲーム、小隊長のうち何人かは軍団長の傘下に入っており、戦闘時には軍団長の護衛、という形で参戦してくる。ただでさえ強い軍団長が、さらに小隊長を何人か引き連れているのだから、これはたまらん。しかし、この事実は利用できる。護衛小隊長は、軍団長が出陣しないときは、それぞれ好き勝手に部下を率いてモルドールをうろついている。そこを急襲して洗脳してしまえば、軍団長との戦闘時に好きなタイミングで裏切らせることが可能となるのである。手始めにモッグ氏の傘下の小隊長をすべて洗脳した。それぞれなかなか手ごわかったが、まぁモッグ氏に比べればどうということはない。しかし、それだけでは飽き足らぬ。どの軍団長の傘下にも入っていない、在野の小隊長を見つけては片っ端から洗脳し、モッグ氏に取り入るように命令したのだ。

 

 時間切れ。

 

(かくして、一見モッグ氏の軍勢は他を圧するほどに強大化していった。クラコルン氏との天下分け目の決戦を制したモルドールの覇者として、大いに権勢を振るうかに思われた)