どっこい生きてたムグルク氏、最終的に軍団長まで出世するの巻

　スランプなんて甘え。はっきりわかんだよね。何が夏風邪だよふざけんなよ。で、えー、そうだ、『シャドウ・オブ・モルドール』をクリアした。本作は主人公タリオン氏の残虐ファイトぶりと、オークどもの愛らしい仕草を愉しむゲームであるが、一点だけ、残念に思ったことがある。まぁ「ブランド」なるスキルが存在する。これはタリオン氏に憑依したケレブリンボールなる名の幽鬼の力をもって、オークを洗脳して味方にしてしまうスキルである。そして雑魚のみならず、小隊長や軍団長などのボスオークも容赦なく洗脳可能である。これよにって、より直接的にオークの権力構造に介入することが可能となったわけだが――言うまでもなくブランドを覚える前と後ではゲーム性が根本的に変わる。それまで、基本的に眺めるか殺すかという二択しか楽しみ方のなかったオークに、育てる楽しみ、裏切らせてボスをバックスタブさせる楽しみなど、盛りだくさんな内容となるのだ。非常に楽しい。だが、このスキル、ストーリーの後半にならないとアンロックされないのである。なぜだ。はっきり言って洗脳はこのゲームの中核をなすと言っても良いほどの超重要スキルだ。それがゲーム後半に

　時間切れ。

（ならないと使えないとはどういうことか。絶対に序盤でアンロックすべきだと思うのだ）