螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

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 悪党の改心というのは基本的に「都合のいい出来事」であり、そこには何か主人公側が代償を払わねば納得感は生まれにくい。だが、今回作中で支払われた代償は、まぁ重大なものではあるが、それは客観的な目線での価値であり、支払う当人たちはそんなものぜんぜん苦に思っていないのである。だからまだ弱い。何か……何か代償をよこせ……さもないとこの男は改心しない……。いちばん手っ取り早い代償は、命である。命を捨てた説得によって、なんかこう、いい感じにアレするのだ。そして残弾は、ある。さらに黒神烈火が垂れ流す補正も特殊条件下で切られている。いけなくはない、が、しかし、それは、なんだ、俺はこの物語をポジティブなエンディングにしたいのだ。たとえその中途で俺自身が書きながらボロボロ泣くようなイベントがあったりしても、最後には五人が前向きに帝国へ向かうエンドにしたいのである。だからそうゆうの、取り返しのつかない代償は、その、ねえ? しかしそれでは第三の敵役をどうすればいいんだという最初の問題に立ち返り、何一つとして思考は前に進まず、俺は発狂し、暗がりでうずくまったまま野良犬にも顧みられることなく死ぬ。メキシコではよくあることだ。

 

 時間切れ。

 

(もう改心しないことがアイデンティティみたいなことになってしまっている。うううううううううううう……)