螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

メドローア使ってほしかったな

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ここは戦場だ! 殺し合いをするところだぜ。男も女も関係ねェ強い奴が生きて弱い奴は死ぬんだよ!!
傷つくのがイヤなら戦場に出てくるんじゃねぇ!!

  フレイザード氏、女性の顔面を焼くという鬼畜行為をしてから言った一言である。いやその、ネット上では「真の男女平等」だのなんだのもてはやされてますけどお前違うだろと。その理屈はおかしいだろと。「傷つくのが嫌なら戦場に出てくるんじゃねえ」も何も、攻め込んできて戦場にしたのは他ならぬフレイザード氏自身なのである。自分から攻め込んできておいて何言ってんだコイツはと、私は申し上げたい。で、えー、フレイザード氏は、まぁなんか魔法生命? 的なアレで、確か右半身が炎で、左半身が氷の力を備えている。まぁ、残虐非道で好戦的で卑劣で功名心が異常に強いという、絵に描いたような噛ませ犬っぽい性格の持ち主である。なんか最後には主人公に命乞いしそうな、小物キャラというほかない。ところが、ところがである。ここまで卑劣かつ残忍な悪党でありながら、全キャラ中トップクラスに勇猛なのだ。自らが傷ついたり、寿命を縮めたりすることをまったく恐れない。これほど恐怖心が欠如していながら、卑怯な術策を躊躇いなく使う。ここまで勇猛さと卑劣さを高いレベルで両立させた悪役はなかなかお目にかかれないであろう。その生き様は恐ろしく鮮烈である。

 

 時間切れ。

 

(「……もう過去の栄光はいらねぇ……新たな勝利をつかむ為に……オレは生命をかけるのだあッ!!!」最後の大技を放つときのセリフであるが、こんな主人公みたいなセリフをクソ外道が吐くというギャップに俺はやられた。最高の悪党でした)