螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

二次元☆侵略兵器智子ちゃん

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 ほんでな、ワイはようやく『三体』を読了したんや。いや、その、読み始めてからどんだけ経ってんだよという話であるが、正直なところ序盤(というかある重要人物の過去話)がきつくて、かなりゆっくりとしたペースで読み進めていたのだ。まぁその、最後まで読めば必要な個所だった、というのはわかる。わかるが俺は見たこともない驚異的な何かを求めてSFを読んでいるので、その、きつかった。中国の文化大革命時代に起きた理不尽だかなんだかを描いているわけだが、いや、うん……もっとこう、爆発とか! 化け物とか! 超兵器とか!! 出てきてくれよ!! なんなんだよ!! 俺はいつまでこの辛気臭い話に付き合わなきゃならないんだよ!! という気持ちになった。あと作中に登場するVRゲーム『三体』が、その、これゲームとして面白いか??? ってなった。あのー、プレイヤーが結果に関与できてんの? これ? 若干のインタラクティブ性もあるただの物語では??? そこで描かれている世界も、なんか過酷なのはわかるが特段に魅力的にも映らず、いや、終盤の展開に必要なのはわかるのだが、それにしてももうちょっと、なんというか、爆発と血飛沫と化け物と超兵器をバンバン出してほしかった。

 

 時間切れ。

 

(終盤の展開で完全に盛り返しはしたが、序~中盤、もうちょっとやりようはあったんじゃないのかという気がしてならない。「読者を極力我慢させない」という俺の創作指向とは全く異なる理屈で書かれた物語だった)