主人公がカッコイイんだなこれが

　復ッッ活ッッ！！　グラフ復活ッッ！！　グラフ復活ッッ！！　悪は潰えた。良かった。本当に良かった。あのまま便器にこびりついたうんこのごとくいつまでも残り続けたらどうなってしまうのかと俺はきっと正気ではいられなくなるだろうと、そう怖れ、憎み、震えてきたが、すべては杞憂であった。どうでもいい。『モノノ怪』を見ている。超絶面白くて死ぬ。まぁ、本作は今からじゅっ……十二年前の作品である（戦慄）。当時の俺はアホでしたが、いやまるで今アホじゃないみたいな書き方をしましたが、アホたる俺の目から見てもちょっとどうかと思うレベルのあほでしたが、それでもこの作品が凄いということはわかった。いやごめん、微妙にフカシこいた。第一話の時点では「絵が一般受けしなさそうだなー」ぐらいの感想しか抱かなかった。第二話を見るモチベーションは果てしなく低かったことを覚えている。だがその低いテンションで視聴した二話で「あれ？　この作品、ちょっと凄いんじゃないか？？？」と思い始め、三話以降で完全にはまり込んだ。本作をわかりやすく説明すると、退魔の剣を持つ薬売りの青年が、その剣でもって人に害成すモノノケを斬る話である。恐らくそんな凡庸な筋書きを見てもおまえはこの作品の何が凄いのかまったくわからないと思う（唐突な逆噴射文体）

　時間切れ。

（これだけは言っておこう。一瞬たりとも画面から目が離せなくなる。そうゆう作品だった）