タイトルは『劾都ナキシュの隷明』――この結末だけは神(ヘビ)にも予想しえない(キャッチコピー)
・自分が作りたい架空の映画のタイトルサブタイトルとその構成内訳!
うーん、うーん、映画。映画か。あのー、なんかアレだ、アギュギテムの世界の一幕でな、まぁ公王(ディクタトル)の一人が殺されるという一大事が発生し、即座に司法剣死官が派遣されて調査が開始されるかに思われた瞬間、自ら下手人を名乗る男が現れた。彼は語る。「厳正なる決闘典礼の結果なれば罪に問われる道理なし。悔いなき勝負であった」。しかし、公王の遺体は、どう見ても背後から斬られていた。テメェどういうことだコラ、という話になるのだが、「我が魔剣によるものである。我が技は敵の背中を斬る」とかなんとか訳の分からぬことを言い始める。じゃ見せてみろよその魔剣とやらをよ、と言われるが「秘中の秘ゆえ、見せた相手は殺さねばならぬ。こればかりは術理の詳細は明かせぬな」とかなんかとほざく。しかし状況証拠から、犯行現場の犯行時刻にどうやら餓天法師がその場にいたらしいという事実が浮かび上がり、下手人(自称)の言葉ににわかに説得力が生まれ始める。果たして聖三約に抵触せぬまま敵の背中を斬る技などありうるのか。〈帝国〉中より剣理に長けた有識者らが招聘され、喧々諤々の議論が交わされることとなった。その中には「まどろっこしいから俺が確かめてやる」と下手人(自称)にひそかに挑みかかる者もいたが、翌日背後を斬られた死体が挙がるに至り、事態は混迷の度を増してゆく。
時間切れ。
(若き日の刈舞・ウィンザルフ・ザーゲイドは、この奇怪な事件の捜査に当たる。調査を進めるうちに、大きな陰謀によってスケープゴートに仕立て上げられただけの下手人(自称)である証拠をつかみ、やれやれやっぱりそんな魔剣などなかったというオチで終わるが、しかしエピローグで再びどんでん返しが発生して「やっぱ魔剣あるんじゃね?」みたいな事実が示されたところでスタッフロール)