パイオツさえあれば人物の掘り下げなどいらん。そう思っていた時期が俺にもありました。今も思ってますが。
なろう論=ぶつぎり、ってのもあるんですね。新着に載るから、という理由もあるだろなぁ。しかし、自分の場合は話数がべらんめえに多い奴だと、読むのが大変そうな気もするな。しかしたぶん、最初から追いかけてくれる読者はいい気がする。途中から入り込む人が面倒そうと思うだけか。
でその、おっ、新しい小説来てるなー、じゃあ読んでみるか、という人が、いくつかの話をパラパラめくってというかクリックしたときに、状況がいっさい分からんまま話が展開すると、??っとなってブラウザバックする気がする。……でさらに思うに、だったら、サブタイトルに枝番つけてぶつ切り作戦でいいかも。
個人的にも、一話の分量は少ない方がありがたいと感じる方なんですよね。なんかこう、一話が長いと、その長い一話を読み切るまでそのウィンドウ閉じられないじゃないですか。しかし俺は集中力クソ雑魚ナメクジなので、そういうのが辛い。一話が短いと、すぐに「もう一旦離脱しても大丈夫やで」みたいなポイントまでたどり着けるので、精神力を消耗しないと言いますか。そして各話のリンクの色が変わるから、ここまで読んだな! じゃあここから! ってしやすい。しかし一話が長いと、その離脱可能ポイントの頻度が下がり、俺はやや負担に思うのですな。そしてサブタイに枝番つける作戦で行こうと思います。〈死の巫姫〉の肖像とか、分割しないといけない長さだけど、しかしタイトルは変えられないし。
創作入門すでに買われて読まれているとはっ!さすが勉強熱心で頭が下がります……。っと、私もその本で挙げられている作品がダヴィンチコードくらいしか分からず辛かった(笑)endo
俺は全部わからなかったです(謎のマウント)。『ザ・ウォーカー』が第一の次元を一切最初から最後まで見せない主人公という記述からちょっと興味が出てくる。絶無みがある。あー、ほんで、今日は人物の三つの次元を考えたよ。
「人物」
表面的な特徴。自分をどう見ているか。人にどう見られたいか:凛々しい女騎士。
なぜそのような特徴を持ったか:幼少期、自分は祭祀にはなれないと思った? 魔力はあるが、森の意志と交感する才能がなかった? いや、もっと読者の共感を集められるような劣等感であるべきだ。親父がめちゃクソ強かったので祭祀よりそっちにあこがれた? ポジティブすぎる。親父の出奔ゆえに、捨てられたように思ってしまった? いつか親父を追いかけて帝国に行きたい? そのためには森でしか生き場のない祭祀では駄目だった? あるいは怒っている? 親父以上の騎士になって、「出奔したのは正解でしたね父上www」とか煽りたいのか? いやそれはさすがに陰湿すぎる。父を追いかけたい。だけど森から出るのが怖い。たったひとりで帝国へと旅立っていった親父に対して、尊敬と怒りと寂寥と劣等感を抱いている? だから手っ取り早く自分の勇敢さを証明できる騎士の道を選んだ? レガリアは前の所有者の記憶を見せてくれることがある。これを狙っている? しかしまだ記憶の再生が起こらないので、きっとまだ自分はレガリアを使いこなせていないのだと思っていて、それが自分を強いて騎士として完璧にしようという表層特徴となっている?
本当の顔:寂しがり屋で臆病な子供。親父にあまり構ってもらえなかった子供。それを認め、親父にもう一度会いたいのだという自分の気持ちを自覚する。いつか必ず親父を探し出して、自分や母上のことをどう思っていたのか聞こう。あと跡目を立派に継いでいるので褒めてほしいという気持ちも自覚し、受け入れる。あるいは、親父のことはひとまず心の脇に置いて、殿下を守ることを第一に据えるようになる。
まぁ、ベタなやつですな。しかしそうはゆうてもリーネ氏は脇役である。おっぱい要因という極めて重要な役割があるとはいえ、作劇上は脇役だ。
時間切れ。
(それなのに掘り下げるべきなのか? これはそもそも中盤の平穏シーンが長いのでアクション入れるという趣旨のエピソードだったはずである。そもそも「女騎士」というペルソナと「寂しがりやで子供っぽい」本性の描写はすでに為されているのでは? 今さら必要か?)