螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

ヤン氏も、ラインハルトという存在自体の恐るべき危険性には気づいており、ゆえに動かざるを得なかった

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ラインハルトあまり好きではなかったり?

 うやー、そんなことはないのです。キャー! ラインハルト様ー! ってなる気持ちも確かに存在している。しているが、その気持ちをそのまま吐露しても、なんつうか「推しが尊い」の五文字で終わってしまうような日記にしかならないので、俺は奴の揚げ足取りをするほかないんや……。しかし、というか、あの男はあまりにも華麗すぎて、あまりにも鮮烈すぎるので、本当に危険であるとは感じている。有能で公平で私欲がなくカリスマがうなるほどあり超イケメンで戦えば必ず勝つ弱者に優しい善良な独裁者などという者は、総合的に言って暗愚な暴君などよりもよほど人類社会に与える害が大きいと思うのである。そんな存在は麻薬も同然だ。あまりにも心地よく人類から進歩する心や、自分の手でなんとかしようという気概を奪い去ってしまうことだろう。ラインハルトほどの完璧な独裁者などもう二度と現れないにもかかわらず、いつかまたラインハルト様のような完璧な御主人様に鎖を握っていてほしいという夢想に駆られ、民主主義の精神が正しく成熟するのを数百年は遅らせることであろう。しかもラインハルトの野郎、自分が死んだ後の展望とか何も持ってないからな。

 

 時間切れ。

 

(アンタゴニアス風に言うとメタ罪業の担い手だな)