螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

シロガネのヌミノース理論だ

 『ジャイアントロボ 地球が静止する日』第四話を視聴する。あのー、上海油田がこの世で最後に残った石油採取プラントであり、BF団はここを押さえてアンチシズマ現象を全世界に広げ、自らは石油による動力で悠々自適の暮らしをしつつ世界征服というのが本来の地球静止作戦だったようであるが、ここで疑問が生じる。そんな、動力を完全に取り上げられ、経済も何もかも完全にストップした世界などに征服する価値があるのか? というものだ。世界征服っつったらおめー、世界の富と技術のすべてを我がものにして、他の下々には苛烈な搾取を行い、自らのみが強大な軍事力を保有して反乱できなくするというのが、まぁ普通じゃないですか。と、ここで「別にいつまでもアンチシズマ現象を維持しっぱなしにしとく必要はないな」と思いなおす。「いつでもアンチシズマできるぞ」という脅しを加えて、シズマドライブの使用を許せばよいのだ。それだけで世界はBF団にひれ伏さざるを得なくなるだろう。しかし実際のBF団構成員を見ると、そのような世界征服の構想に無邪気に喜べるような人間にも見えないのであった。

 

 時間切れ。

 

(世界征服というのは、世界すべてにひれ伏されたいとかすべての富を我がものにしたいとか、そういう非常にありふれた、凡庸な欲求に端を発する行いである。しかし、凡庸であるというのは普遍的であるということでもある。普遍的な欲求は、ある程度は満たせるように社会は形成されてしまうものだ。普通に生きていてもある程度は満たせてしまうような欲求が、世界征服に至るほどの妄念を形成するのは難しいのではないのかという気がしてくる)