螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

まだ神獣を一体も解放しないうちから白ボコブリン出すんじゃねえよ!!!!

 ブレワイのマスターモードが面白すぎる。戦う前にいちいち覚悟が必要な乾ききった世界がそこにあった。まぁ、この世界は旅人がたまに世界をうろついているわけですが、運悪く魔物に遭遇すると、戦うなり逃げ惑うなりするわけですな。で、その場面に居合わせたら助けてあげることもできるわけですな。勝ってから話しかけるとお礼と共に粗品をくれたりするので、まぁノーマルモードでは基本的に助けてたよ、俺も。だがマスターモードではそうはいかない。どう見ても今の装備と体力では勝てそうにないランクの敵がふっつーにそのへんをうろつき、ふっつーに旅人を襲っているのである。自分の命と旅人の命を天秤にかけるという濃密な体験がそこにはあるわけですな。世界を救う勇者の物語であるにもかかわらず、どう見ても勝てそうにないので見捨てる判断をせざるを得ないときのあの屈辱、無念、あいつを囮にすれば自分は逃げられるという安堵、「すまぬ・・・すまぬ・・・」と心底思いながらも、そのようなことを思ったところで旅人にとっては何の救いにもならず、結局この思いは罪悪感から目をそらすだけの卑劣な自己防衛に過ぎないのだという絶望。こんな経験ができるゲームが他にあるだろうか。基本的にブレワイの世界には「名無しのモブ」はおらず、旅人も全員固有名詞を持ち、それぞれのキャラ付けがされている立派な登場人物なのだ。

 

 時間切れ。

 

(そうゆう強制イベントでもないのに彼らを見捨てる決断をせざるを得ないゲーム、ブレスオブワイルド!!!!)

「自分をフった女のストックは多ければ多いほどいい」とか思ってそう

 『楽園追放 rewired』を読み始める。あのー、虚淵先生が選んだサイバーパンク傑作選である。まぁ何と言いますか、アンタゴニアス二部の構想とか固めたくなってきたので、ここは俺にとっての神であるところの虚淵玄オススメサイバーパンクをキメてみようというアレであるが、最初の『クローム襲撃』を読了した。ひょんなことからソ連製のやべー軍用ハッキングプログラムを手に入れてしまった主人公コンビが、手を出すと必ず凄惨な報復をしてくると名高いビッグネームの資金をサイバースペースバトルで奪い取ろうと画策する物語であるが、要はニューロマンサーのプロトタイプであるらしい。つまり本作こそがこの世で最初に現れたサイバーパンクであると言える。主人公の相棒であるボビイ氏の、なんというか、カッコよく命を懸けることが目的になっており、それにふさわしい動機として女を利用しているというねじれた精神構造がいいなと思った。客観的には惚れた女のために命を懸ける熱い男なのだが、実際には命を懸けることが目的化しており、「女に惚れる」ことが手段になっているのである。まったく高潔ではないのだが、どこまでも己の欲望に素直になった結果出力されてくるのが利他的な行動、というのはかなり好みの人物造形である。

 

 時間切れ。

 

(恐らくボビイ氏は上っ面は良いのですぐ女を落とせるが、付き合ううちに女に向ける気持ちの空虚さを感づかれてゆき、ほどなくフられる、という流れがテンプレ化しているのだろう。そして彼にとって「自分をフった女のために命を懸ける」のはさらにいかした目的となりうるので、フられることを内心歓迎していたのではあるまいか)

ホライゾンゼロドーンもかなり良かったが、世界との関わり方の多彩さという面でブレワイには及ばない

 なんとなく休日の昼下がり、また酒を飲むのも飽きたのでなんとなくブレワイのマスターモードを始めてしまうのだった。マスターモードとは、一度クリアしたときに出る高難易度モードである。具体的には最初から中ランク程度の雑魚が出現し、たぶん攻撃力防御力も上がっている。だが何よりも大きな変化は、全ての敵の体力が時間と共に回復してゆくことである。この仕様のせいで、ノーマルモードでは落ち着いてヒットアンドアウェイする戦法が結構有効だったのだが、一気に畳み掛けなくては雑魚すら撃破はおぼつかないのである。主人公のリンク氏はこの世界の食物連鎖において最下層の存在であり、まともな武器が手に入らない序盤ではマジで雑魚にも勝てなかったのであるが、手に入れたら手に入れたで、相手が単独で来てくれることがほとんどなくなるため、いいタイミングで横やりを入れられて即死してしまう。なお、雑魚が武器を持っていると基本的に即死するので、敵のキャンプに攻め入るときは頭を使わなくてはならない。まぁノーマルモードだと、雑に武器を振り回していれば真正面から挑んでもだいたい勝てるのだが、マスターモードは一筋縄ではいかないのである。そして……あぁ、なんということか、ブレワイが面白すぎる。本当になんというゲームであろうか。

 

 時間切れ。

 

(まぁさしてたくさんゲームをやってきたわけでもないが、間違いなくオールタイムベスト候補には入るであろう。しかしブレスオブワイルド以外でオールタイムベスト候補って何? 具体的に? なんかあったっけ?)

読み返すかー

 うー、書くことがない。『ダイの大冒険』、クロコダインが獣王激烈掌を披露してシグマ氏の腕を捩じ切った回まで視聴する。いくつかのイレギュラーはあれど、基本的には一対一×5の構図になってしまいがち問題については俺も若干は考えたことはあるが、漫画やアニメに限らず人間は物語を一次元的にしか認識できないという如何ともしがたい認識構造上の穴があるので、なんともかんともだ。これはひとつの点に集中して認識するという「視覚」をメインウェポンにしているがゆえの悲劇であろう。たとえば聴覚がめちゃくちゃ発達している知的生命がいた場合、彼らは複数のストーリーラインを同時に認識し、味わうことができるのかもしれない。これはなんとなく二回戦第二典礼にも使えそうな考え方ではある。うー、あー、『あなたの人生の物語』を読み返してみるのもいいのかもしれない。これは、人類とは異なり、自分の全方位をまったく同じ精度で認識できる「ヘプタポッド」なる異星人とのかかわりを描くSFであるが、彼らの世界観は相当に奇妙である。彼らには「前」と「後ろ」の概念がなく、書物を記すとしたら、どこが冒頭でどこが末尾なのかわからないものを書く。

 

 時間切れ。

 

(ヘプタポッドたちにとって前も後ろも右も左もなく、始まりも終わりもない。アンタゴニアスの〈トリスケリオン〉をキメたような世界観で生きているのだ)

ネズミくんかわいそう

 えーと、第十一局面あたりまで書いたのだった。しかしこんな感じでサーヴァントたちの顔見せも兼ねてディルムッドの使い魔たちに対する反応の違いを描いてきたわけであるが、本作のメインターゲットはフェイトゼロ既読勢であり、こんな顔見せ描写なんて普通いらなくない? という気はする。ただ……これからやる展開において、どの陣営がネズミを捕らえるor殺すor放置するの対処を成すかという情報は描いておきたかった気はする。ただそれは、別にわざわざシーンとして描く必要あったか? 説明文で良くない? わかんねえ……俺は未だに何を削り何を描けばいいのかまるでわからないのだ……。しかし残るはセイバー陣営とアーチャー陣営だが、こいつらはクソ雑魚ネズミくんたちには入り込めないような場所にいるので、今回の顔見せでは飛ばさざるを得ない。代わりに衛宮切嗣と久宇舞弥のコンビが使い魔を捕らえてどうするか、を描いてから、本格的なランサー陣営の行動が開始されるのだ。いやしかし、じゃっかん引っ張ってるが、ケイネス先生がどういう意図でこんなことをさせているのか、読者的には予想はついているのだろうか。わからん。読者がどの程度察しがいいのか俺はまるでわからん。バレてないといいな……まぁ、そんなに複雑な策謀ではない。

 

 時間切れ。

 

(そんなことよりアギュギテムである)

ガルフストリーム笹本が意外に重要なポジションだったことにびっくりした

 『人造昆虫カブトボーグ V×V』を最後まで視聴してしまった……。うむ、ある回で死んだキャラが特に何の説明もなく生き返っていたり、それまで影も形もなかったキャラがまるでレギュラーメンバーのようなツラをして登場し、大活躍したかと思えば次の話からは影も形もいなくなったり、世界大会で主人公が敗北し、そのご何話かこの事実を引きずっていたかと思えば、いつのまにか次の世界大会で優勝していたらしいことが語られるだけで、実際にその戦いが描かれることはなかったり、まぁ傍若無人極まりない作劇を楽しむアニメである。しかし、なんかどっかでチラと見た、大勢が一斉にカブトボーグを射出して、地球に降ってくる巨大隕石を砕くシーンが「狂ってるけど熱いな!」と、いったい何話でその話をやるのかと楽しみにしていたのだが、そのようなシーンは本編に存在せず、「存在しない回想」として流されただけに終わったのが最大のボーグ・リアリティ・ショックであった。なお、「存在しない回想」とは、さも「視聴者もお馴染みのあの名シーンですよ!」みたいなノリで回想が流れるけど、今までのどの話を見渡してもそんなシーンなど存在しないというあまりにも暴虐が過ぎるカブトボーグ独自の演出である。

 

 時間切れ。

 

(やってよ~、隕石砕き回~)

いや、そうであるなら、バイツァ・ダストは事実と異なる幻覚を見せるだけの、何の役にも立たない能力ということになってしまう

 ジョジョ五部アニメ、視聴完了するの巻。うん、えがった。黄金の風が綺麗だった。そして、あー、昨日ゆってた「キングクリムゾンの存在自体が、ジョジョ世界に本来存在しなかった絶対的運命を押し付けていたのではないか」という説だが、もしこれが真だとすると、ちょっとウィキペディアで作中年代を調べてみたのだが、ボスがパッショーネを設立したのが1980年代後半であり、どんなに遅くてもその時期にはキンクリに目覚めていたと考えられる。そうなると、第三部と第四部はまるごと宿命の軛に繋がれた世界で繰り広げられた戦いだったということになる。なんてことだよ……。というか、下手をするとボスはDIOがワールドに目覚めるより前にキンクリに目覚めていた可能性があるのだ。マジかよ……。ただ、ひとつ救いがあるとするならば、吉良吉影のバイツァ・ダストは明らかに運命を変えるタイプのスタンドであり、決定論的宇宙観においては決して発生するはずのない能力である。ただ、いやそれは、要するに運命に抗いうる自由意志の持ち主が二人だけいた、というだけの話ではないのか。何が言いたいのかよくわからなくなってきたぞ。つまり、キングクリムゾンの能力が成立するには、絶対的運命によって世界は雁字搦めになっている必要がある。ところがバイツァ・ダストは明確に絶対的運命の破れである。

 

 時間切れ。

 

(この事実をどう考えればいいのだろうか。たとえばバイツァ・ダストは本当は絶対的運命を侵すものではない、と考えるべきか。過去に戻っているのではなく、精密な予測をしているだけであり、吉良によって選ばれなかった世界線などというものは最初からあらゆる意味で存在せず、選んだ世界線のみがキングクリムゾンの統べる絶対的運命に組み込まれた事実である、とする考え方である)