奴ら――本気だ……ッ!
『超妹大戦シスマゲドン』を読んだんですが。
ボクたちは――まだ古橋先生をナメていた……!!
ここ最近の古橋秀之作品の中では一番のヒットです。
『IX』も、
『斬魔大聖デモンベイン―機神胎動』も、
『ある日、爆弾が落ちてきて』も、
「巧いし面白いんだけど、な〜んか喰い足りないんだよなぁ」っていう感想を抱いていた当方としては、この野放図な弾けぶりは大歓迎です。
(蟲忍はなかったことにした模様)
前半戦は、なんかえらく普通のバトル物といった風情で、涼しい顔で読み進めていた私も、後半の凄まじすぎる乱戦を前に平静を保っていられぬこと甚だしく、ここまで「つづき読みてえ」願望をかきたてる作品は我が読書暦において他にありません。
つかなんだよこれ!
断言しますが、古橋先生はこの作品において「妹」がつけば何しても許されると思ってます。
頭が! 頭がおかしくなる!
甘ったるさや弱弱しさがほとんどなく、やたら元気だったり男前だったりする妹たちに、ボクはもう昇天しそうです!
そうか……これが萌える……ってことなんだネ……
ウソではなく!
ネタではなく!
誇張ですらなく!
こいつぁマジでオススメだゼ!