螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

問題なのは統一されていない点である説

 視線を横に巡らせると、シャーリィは頬をぷくーっと膨らませて烈火をチョップチョップチョップしていた。
 たぶん、烈火がまた何か失礼なことを言ったのだろう。

 フィン視点の三人称である。ここで悩む。地の文におけるキャラクターの呼称について。フィン少年は、この二人に呼びかける時も、脳内で彼らについて考える時も、「シャーリィ殿下」「レッカどの」という呼称を用いる。これがフィンの一人称であったならば何も問題はない。そのまま殿下だのレッカどのだの使えば良いのだが、どれだけフィンに近かろうと三人称視点の地の文においてその呼称を使うのはいかがなものか。しかしそうは言ってもフィン視点ですよ。生真面目ですよ。脳内でも敬称つけますよ。ってなったときにどちらにすべきなのか。些細なことだが答えが出せぬ。うー、あー、なんだ、無意識に相手に敬称をつけるキャラクター視点の作品というものを今まで書いたことがなかったのだ。意外だ。そういえば夜天では絶無視点の三人称地の文において「黒澱さん」の呼称を使っていた。しかし、ねえ? 黒澱さんはお前、黒澱さんだから……それ以外は、なんか、なんかなのである。

 時間切れ。

(あー、思ったほど伸びなかった。いや、伸ばすことを目的化するのもどうなのか)