螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

このあたり、アルスラーン戦記でも似たような構図はあったな

 銀英伝、「例の回」の次の話という、たぶん最も見ててしんどい回を視聴する。まぁ、なんというか、サブタイ通り祭りが終わった感がヤバい。こうして見るとあの人物も麻薬と変わんねえな。というかもうネタバレを避けようとすると何も書けなくなるのが辛い。そして見てて辛い。自分たちのやっていたことが楽しい祭りでもなんでもなく、ただの政治的活動および戦争行為でしかないということへの残酷な気付き。いたたまれんなぁ……。しかし地球教徒はなぜあの人物を殺したのか。地球教徒にしてみれば、銀河が自分たち以外の勢力に統一され、安定するのは好ましからざる事態であるように思えるのだが、であるならば暗殺すべき人物は他に約一名いるだろうと思う。いったい何を考えていたのか。というか、この後の地球教の動きがぜんぜん思い出せないのだが、こいつらなんかやったっけ。なんかラストで倒されたので、なんとなく本作のラスボスのような立ち位置にふんわりと収まっているような雰囲気を醸し出しているが、「テロで歴史は変わらない」というヤン氏の主張通り、別段銀河の歴史に何か重要な転換点をもたらすわけでもなく、なんとなく滅んでいったという印象しかない。というか実際の脅威度の点でラインハルトの足元にも及ばないのだ。

 

 時間切れ。

 

(「公平で完璧な独裁者」という、人類の魂を救いようもなく堕落させる最悪の麻薬に比べて、共感も憧憬も覚えない地球教はラスボスとして成立しているのか非常に微妙なラインである)