螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

ガフはもっと魁偉な感じかと思っていた

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 あー、天才作家冲方丁の初期の怪傑作である『ばいばい、アース』がコミカライズされたので一巻買って読んだ。えがった。なんかこう、冲方作品の中でも、原液の天才性を濃縮還元したような小説作品であり、凡人にはついていきづらいところがあるのであるが、なんとなく絵がついたことによりなんとなく良い感じにアレしているような気はする。ただ、それでもステレオタイプファンタジーに慣れ切った人には厳しいかもしれない。願わくば原作の最後までやってくれることを切に祈る。まぁ原作小説は俺もほとんど理解できないまま読了しましたからね実際。なんかさまざまな種類の獣人たちが暮らす世界で、ただひとりだけまっさらな人間である少女ラブラック=ベルが、くそでかい剣をぶん回して大活躍する感じのファンタジーであるが、そんな一見キャッチ―な皮を一枚めくると、そこには冲方という名の怪物のどうしようもない怪物性が煮凝りを形成しており、常人が読むと頭脳が爆発してしぬ。何がどう怪物なのかと説明したいのだが、俺自身あれが何なのかまるで理解できておらず、絵という補完材料が新たに追加されたコミカライズでどうにか理解を深めていこうかというような塩梅である。ただ、わからないなりにだいぶ感動的ではあった。

 

 時間切れ。

 

(読み返していこうかなー)