たった一言であの家庭の幸福は永遠に失われた
『仮面獣』第三章まで読み進める。主人公にいろいろ教えるのは、何か思惑があってのことかなと思っていたら、ヒロインとおぼしきベイブを助けに行くために、自分には特に何の関わりもないのに同行してくれる竜さんはひょっとしてマジでただのいい人なのだろうか。いや、いい人は怪しげなジツでベイブを誑かしたりはしないが! あー、『ダークタワー』を視聴する。あのー、スティーブン・キングの小説が原作のようだ。なんか、電力はあるし、怪しげな瞬間移動手段もあるのだが、それ以外の面では中世レベルな世界がちょっと新鮮というか、こういうのなんて言うんだろう。電力パンク? いや、それは我々が生きるこの現実世界のことではないのか。いやまぁ、それはともかく、敵役がマジで強くて悪いのでかなり気に入った。個人的に悪党の格を測る基準として、「別にやらなくても何の支障もない悪事を嬉々として面白半分にやる」というものがある。本作の敵役は、ギアスめいた能力を持っており、ほとんどの人間に絶対命令を下せるが、道端にいた仲睦まじそうにおしゃべりしている母娘に対して特に何の意味もなく「憎め」と命令するなど、その行いは凶悪の一言。
時間切れ。
(しかしそんな彼にも大目的は存在しており、基本的にそのために動くわけだが、結局のところなんでそんな目的のために動いているのかがよくわからないまま終わったな。おそらく原作小説では描写されているのであろう)