螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

キモかったし

 何年か前にブログで論じていた「欲求」と「欲望」の考察をまとめて記事に仕立て直した。あー、うん、しかし、理想を言えばまったく新しい記事を書くべきなんだろうが、感性が死滅してしまった……。まぁ、そんな嘆いてもしょうがない。いま、感じ取れることを書いていこう。進撃、そういえばロッド・レイス氏は、別に全然悪人ではなかったのだが、想うところは何一つ果たされず、実の娘に殺されるという、要素を抜き出してみるとかなり悲劇的な末路の人間なのであるが、なぜかぜんぜん同情する気が起こらないという点が、じゃっかん印象的だった。これは何故なのだろう? まぁ、目的そのものは偉大だったかもしれないが、そのために身銭を切ろうという描写がまったくなかった点、見た目が冴えない小太りのおっさんだった点、巨人への変身シーンが端的にキモかった点、巨人化形態がこれまたキモかった点などによって、なんか同情できなくなってしまったわけであるが、しかしそれらは彼の人品とは特に関係ない要素である。もう少し長く登場していれば、娘への愛が本物であったところが描かれ、同情される余地も生まれ得た。少なくともそれを明確に否定する材料は作中には出てこなかった。いや、だからなんだと言われると、だからなんなんだろうと首をかしげるしかないが。

 

 時間切れ。

 

(ヒストリアさんはもう少し悼んであげてもいいのでは……とも思うが、別にいいか、キモかったし)