螺旋のモノリス~京都湯けむり殺人神父ラヴィニ―のドキ☆釘付け魅惑大胸筋~

小説書きでミニチュアゲーマーが何の生産性もない無益なことばかり延々とくっちゃべってるブログ

あそこまで自分を信じることができるのは、うらやましくはある

 『リヴィジョンズ』第六話を視聴する。うん、来るべき時が来たというか、主人公をいじめるフェイズにストーリーが差し掛かってきた。今回、新たな敵が現れたが、現れる前に為されたリヴィジョンズの正体の説明から察するに、新たな敵は恐らく主人公の未来の姿であろうと思われる。さもなくばあそこまで主人公の内面を言い当て、初対面のはずなのに「憎い」などと言うはずがない。ウィルスによってリヴィジョンズ化しても知性を失わなかった一派が存在するということか。しかし大失態を演じ、留置所にブチ込まれても主人公のメサイヤコンプレックスはまったく陰る気配もなく、自分も直すべきところがあったのではという発想にはチラともならないのは、「筋金入りだな」と賞賛すべきか、「頑迷で愚かすぎる」と蔑むべきか、評価に迷うところではある。恐らくこのまま特に何のアークもなく時系列が進んだ場合、今日登場した黒いリヴィジョンズと化してバッドエンドになると思われるので、それまでのどこかで歴史が変わるようななんかがあると思われるが、問題なのは本作の世界観が多世界解釈を採用していないっぽい点なのである。いわば決定論的な宇宙であり、黒いアイツが出現した以上、そこに至る歴史は確定してしまったのではあるまいか。

 

 時間切れ。

 

(それともあの黒い巨体の内部に主人公が元のまま保存されており、それが目覚めてトゥルーエンドに向かうのであろうか)